【パリレポート】日本の伝統礼法をサービスに。「折形」をパリでラッピングとして提供するMIWA
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「折形」とは神道では1300年の歴史を持ち、武家社会になって700年の歴史をもつという供物を神様に捧げるために用いられた礼法。ヤコブ通り12番地のMIWAの店舗は小さな神社のような入口で賓客を出迎える。自らのギフトを持って店を訪れた会員は、玄関で手水した後中へ。煎茶の茶事から始まる儀式を経て、和紙と水引によってラッピングされた贈り物を受けとる。折形の儀式は、小笠原流礼法宗家である小笠原敬承斎氏がMIWAのために考案したもの。日本の大工が手掛けた数寄屋造りの空間には、樹齢300年の無垢材によるカウンターがあり、ヒノキの香りが満ちている。
入会金は1000ユーロ、年会費1000ユーロ。会員は実業家や貴族階級が多く、現地在住の日本人や日本の文化への造詣の深いフランス人が中心だという。
《編集部》
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