新入社員の頃の夢、6割以上が実現していない! 2ページ目 | RBB TODAY

新入社員の頃の夢、6割以上が実現していない!

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●新入社員の頃、会社で働こうと思っていた年数、「定年まで」がTOP

 新入社員だった頃、何年会社で働こうと思っていたか聞いたところ、「定年まで」が44.4%で最も多く、次いで「3年以上5年未満」が17.4%、「5年以上10年未満」が14.2%。

 しかしながら実際はこの15年以上、中卒の6~7割、高卒の4~5割、大卒の約3割が3年以内に離職している(参考:厚生労働省「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」平成24年10月発表分)。年代別でみても、20代の約7割、30代の約8割は「3年以上」働きたいと考えており、理想と現実にギャップが生じているようだ。

 その一方で、30代は「3年以上5年未満」が27.1%、20代は「1年以上3年未満」が25.3%でそれぞれ最も多く、「石の上にも三年」から「3年以内に次の道を見つける」という傾向に変化しているのではないか。

●新入社員の頃の夢TOP3「満足な年収の獲得」、「管理職」、「終身雇用」

 新入社員だった頃の夢では、「満足な年収の獲得」が47.3%で最も多く、次いで、「管理職になる」が18.1%、「終身雇用される」が16.7%となった。年代別でみても、「満足な年収の獲得」は全年代を通じて一番割合が高い。

 しかし、2001年から2011年までの約10年間で給与所得者の平均給与額は454万円から409万円まで減少しており、理想の実現は難しくなっていきている(参考:国税庁「民間給与実態統計調査」平成24年9月発表分における1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与)。そういった状況を受けてか、年代が下がるほど「仕事関連で夢は無い」の割合が上昇する傾向だ。

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《高木啓》

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