ビズビムのウィメンズブランド「WMV」が今秋冬ものから本格スタート
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「WMV」は以前から、「ウィメンズのウエアはその時の流行りで終わってしまうものが多い」と感じていたデザイナーの中村ヒロキ氏が、「表面的なものでなく内側からにじみ出てくるもの作りによって、長く使ってもらえるデザイン、そして新しいライフスタイルまで提案していきたい」という思いから立ち上げた。
今秋冬の展開型数は約50型。メンズのシーズンコンセプトと連動し、イヌイットジャケットや将校ジャケット、ベストなどに加え、ファリエロサルティの別注生地を使用したストールやインディゴ染めを施したワンピースなど女性らしいアイテムが登場している。
「大量生産ではできないハンドメイドのぬくもりを表現した」と言うように、ムラ糸をあえて採用して織ったモールスキンにダメージ加工をあたえアタリを出した生地をはじめ、本藍を綛染め(かせぞめ)して均一に染まらないようにしたリネンをヘリンボーンに織り、ハンドの刺し子を施すなど、ヴィンテージ感を表現したウエアを展開。
また、ビズビムの代表的なアイテムであるシューズへのこだわりも強く、スニーカーはグッドイヤー・ウェルトの製法をヒントにした、中にコルクを搭載し履き心地を重視した作り。ソールの張り替えも可能で、エイジングを持続できるデザインとなっている。
さらに、イタリア製のレザーを使用したオリジナルのバッグをはじめ、アクセサリーや帽子も提案。アクセサリーは16世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパで貿易の通貨として使用されていたベネチアンガラスのトレードビーズネックレスを、中村自らランダムに組み合わせハンドメイドしたネックレスなど、1点もののオリジナルアイテムが登場する予定だ。
《編集部》
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