「HK/変態仮面」が想定した10倍のヒット記録、興行収入1億円も視野に | RBB TODAY

「HK/変態仮面」が想定した10倍のヒット記録、興行収入1億円も視野に

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(c) 2013 「HENTAI KAMEN」製作委員会
(c) 2013 「HENTAI KAMEN」製作委員会 全 2 枚
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 13日に全国公開した映画「HK/変態仮面」の動員が好調な滑り出しを見せているようだ。上映館は全国でわずか12館でのスタートとなったが、先週末にはメイン館の「新宿バルト9」(東京・新宿区)で満席が続出するなど異例のアベレージを記録。興行収入は想定の10倍を記録しているという。

 同作は、「週刊少年ジャンプ」黄金期の伝説の連載マンガ「究極!!変態仮面」(あんど
慶周原作、集英社)の初映像化作品。女性のパンティを被ることで超人「変態仮面」に変身する色丞狂介(しきじょう きょうすけ)が主人公で、登場すれば悪人に笑われ、助けた人には逃げられるが、それでもパンティを被ることを止められない……そんな“絶対に賞賛されないヒーロー”の活躍を描く。

 特異な内容のため「映像化は不可能」と思われていた原作だが、テレビ東京系ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや映画「コドモ警察」(2012年公開)などを手がける福田雄一監督が鈴木亮平主演で映像化。13日に新宿バルト9で行われた舞台挨拶で、「こんな映画を誰が見るのだろうと思っていました」と明かした同監督だが、そんな予想に反し、劇場に詰め掛けた観客の多さに、「いま大勢のお客さんがいてドキドキしています。舞台挨拶でこんなにシドロモドロになるのは初めて」などと喜びを口にしていた。

 メガホンを取った福田監督も驚く“想定外”の客足を見せている同作だが、14日までの累計興行収入は、6日より先行公開している新宿バルト9分を含めて1万3629人を動員し、2212万2900円の興行収入を記録。これは企画段階の想定興行収入の10倍にあたる数字とのことで、配給会社のティ・ジョイも、「興行収入1億円も視野に入りました」と、嬉しい誤算となっているようだ。

《花》

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