ソニーとオリンパスとの医療事業合弁会社が発足
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ソニー・オリンパスメディカルソリューションズは、ソニーが有するデジタルイメージング技術などのエレクトロニクス技術と、オリンパスの有するレンズ、光学技術などの医療機器製造・開発技術とを組み合わせ、医療への貢献をめざす。
新会社は、新型外科用内視鏡およびその関連システムなどの開発・設計・製造・販売と、手術室など向けの、医療機器・映像機器のシステムソリューション事業を全世界で展開していく。
ソニーの平井一夫社長兼CEOは「ソニーは、メディカル事業を中長期的な成長領域として位置づけ、強化すべく取り組んでいる。ソニーは新会社に、ソニーが有する最先端のイメージング技術や人材、資産などを投入していく」とコメント。いっぽうオリンパスの笹宏行社長は「オリンパスは、収益・成長のドライバーである医療事業において『外科事業の飛躍的成長』を重点施策の一つに掲げる。オリンパス単独では成し得ない革新的な製品を開発する」と語る。
新会社の事業内容は、(1)4K以上の解像度技術、3D機能などを有する新型外科用内視鏡およびその関連システムの開発・設計・製造・販売、(2)手術室など向けの医療機器・映像機器の統合ソリューション事業、など。ロゴは、両社の融合を表現した。外科医療に革新をもたらすことで、人々に安心と幸せを届ける会社であり続けたいという思いを込めた。
資本金は5000万円で、ソニーが51%、オリンパスが49%を出資する。本社は東京都八王子市。代表取締役社長は勝本徹。
《高木啓》
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