日本は感染率は低いが、深刻度の高い感染が多い……マイクロソフトレポート
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また、SIR第14版の公開に先立ち、日本マイクロソフトにおいて「最新サイバー攻撃事情『サイバー攻撃の背景と対策の方向性』についての勉強会」が開催された。勉強会では、同社チーフセキュリティアドバイザーである高橋正和氏が近年のサイバー攻撃とSIRについて発表した。現在の攻撃に対抗するためのポイントとして「PC・サーバなどのセキュリティ対策の強化」「重要サーバを重点的に防御する」「イントラネットへの侵入を検知する」の3つを挙げた。
続いてMicrosoftのTim Rains氏による「SIRでみる日本の特徴」について解説した。全世界における分析結果では、24%がウイルス対策を導入しておらず、その場合のマルウェア感染の危険性は導入している場合の5倍であった。OSでみるとWindows XP SP3の1/4が保護されていなかった。脆弱性のトレンドでは、CVEベースで脆弱性は減少しており、特に重要度、深刻度の高い脆弱性が減った。一方で、ブラウザの脆弱性が初めてOSの脆弱性を上回った。Exploitのトレンドでは、特にJavaに対するドライブバイダウンロードが非常に多く、標的型攻撃のテクニックが使われている。脅威のカテゴリでは、日本の場合はアドウェアの比率が世界平均より上回った。日本は、感染率は継続的に低いものの、深刻度の高い感染が増えているという。
日本は感染率は低いが、深刻度の高い感染が多い--マイクロソフトレポート(マイクロソフト)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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