類似商品であると判断、販売の差止めを求める　美容ローラー

　MTGは2013年4月18日、ヤーマンに対して、不正競争防止法に基づき、ヤーマンが販売する美容器『プラチナトルネードEMS』および『プラチナホワイトトルネードローラーEMS』の販売などの差止めを求め、東京地方裁判所に仮処分命令を申立てた。

　ヤーマンが3月25日頃から販売を開始した『プラチナトルネードEMS』および『プラチナホワイトトルネードローラーEMS』について、MTGは、これらがMTGの美容ローラー『ReFa CARAT』と類似した商品であると判断したことなどから、申立てを行なった。どちらもマッサージ用で、把っ手の先についた2つのローラーを、顔や体の皮膚上で転がす。

　『ReFa CARAT』は、MTGが製造し販売するプラチナ電子ローラーだ。発売後1年強で累計57万台以上の販売実績を持つ。美容ローラー「ReFa」シリーズとしては、発売から4年強で累計約200万台を販売した。

　美容ローラーのブランドとして確固たる地位を築いている、とMTGは自負する。「『ReFa CARAT』の商品コンセプトは、エステの技術を取り込むと同時に、優美さ、華麗さなど、美容を意識した女性の感性に訴えること。そのコンセプトに基づいた商品開発を一貫して行なってきた。発売以来、宣伝活動も強力に展開した。それらの結果、商品特性が需要者である女性に広く受け入れられ、認知および理解が図られた」。