売れ筋機種調査……NTTドコモ「Xperia Z」はデザインが評価
IT・デジタル
スマートフォン
注目記事

同調査では、人が多く集まる全国1,000ヵ所を調査地として抽出し、3キャリアのLTE接続エリア、速度等の実態を計測ツール「RBB TODAY SPEEDTEST」により測定。LTE/4Gでつながるエリア内におけるポイント数の比率をエリア化率とし、つながりやすさを数値化した。その結果、エリア化率が最も高かったのはNTTドコモ。しかも、47都道府県を12に分割したエリア(地域)別で見ると、「東北地区」と「中国地区」、「九州地区」の3エリアでは、NTTドコモのLTE接続が100%を記録した。
今回の調査では、各キャリアで販売の中心となっている機種を1つずつピックアップし、NTTドコモは「Xperia Z」、KDDI(au)は「iPhone 5」、ソフトバンクモバイルは「iPhone 5」を使用している。各調査地で3キャリアをほぼ同時に計測したが、3機種の比較として、データ通信のダウンロード速度が最も速かったのはNTTドコモの「Xperia Z」。つまり、インターネットの閲覧やYouTubeの視聴、アプリのダウンロードなどで、NTTドコモの「Xperia Z」が最も快適に使えると言える。
「Xperia Z」はNTTドコモの売れ筋機種だが、カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」によると、他のキャリアも含めた「スマートフォン 人気ランキング」でも「Xperia Z」が1位となっている(4月26日現在。ちなみに「iPhone5」は4位だ)。そこで、都内の家電量販店のいくつかを訪れると、「「Xperia Z」はたいへん良く売れている」という販売員の声。売れ筋であることは店頭でも感じられるようだ。
さらに人気の理由を尋ねると、ソニーのブランドに対する評価をはじめ、「両面ガラスがカッコイイ」や「画面の遷移がカッコイイ」などとデザインが好評。同機種の画面サイズはスマートフォンのなかでも大きい5型だが、これが大きすぎるといった意見はユーザーから寄せられていないそうだ。本体カラーはブラック/ホワイト/パープルの3色をラインアップするが、パープルは品薄の状態だという。
NTTドコモの加藤薫社長は、26日の決算発表に場において、「2013年度は、モバイル領域において“わかりやすく、選びやすい最先端のデバイス”、“つながる、つかえる、高品質なLTEネットワーク”、“お得で安心、便利にご利用いただけるサービス”を提供し、スマートフォン、Xiサービスの普及・拡大に努めていく」としている。
具体的には、Xi基地局数は昨年夏時点の計画より1年前倒しで倍増する。2013年3月に2万4400局を、2014年3月に5万局にする。112.5Mbps対応エリア数は昨年12月計画時点で、2013年6月に52都市としていたものを100都市にするという。
《加藤》
特集
この記事の写真
/