【GW】20代・30代は「イエノミクス」?……GWは家で過ごす若者が多数派
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■20代・30代の若者にとって、アベノミクス効果は顕在化に至らず
アベノミクスによる景気向上が話題となっているが、20代・30代の若者でその効果を「実感している」のは1割ほどで、半数はまだ「効果を実感していない」(51.4%)のが実情のようだ。
その影響か、ふだんの休日の過ごし方は去年とほとんど変化がなく、「自宅で」(今年78.8% 去年79.0%)、「家族と」(今年63.0% 去年65.4%)、「のんびりくつろぐ」(今年65.6% 去年65.4%)など、イエナカ志向となっている。
去年に続き、家の中でのんびり過ごすいまどきの若者たち。9割近くが「家にいる時間が好き」(85.6%)と答えており、イエ好きでイエ充な“イエノミクス”スタイルが平均的な休日の過ごし方となっている。
■家の中では「インターネット」や「テレビ・DVD」
家の中で何をしているか聞いてみたところ、「インターネット・ゲームをする」(今年81.2% 去年84.4%)と「テレビ・DVDを見る」(今年74.6% 去年78.6%)がツートップで、去年とほぼ同様の結果。
ツートップの「インターネット・ゲーム」と「テレビ・DVD」について、それぞれどれぐらいの時間をかけているかを聞くと、インターネット・ゲームをする時間は平均すると3時間8分、テレビやDVDを見る時間は平均時間は3時間18分とどちらも前回よりやや長くなっていることがわかった。
■去年より休みが少ない今年のゴールデンウィークは、より「自宅」で傾向
若者たちは、去年と同様「自宅で過ごす」(今年65.2% 去年64.4%)ことが多く、「ショッピング」(今年37.8% 去年48.2%)、「レジャー施設」(今年23.2% 去年27.0%)、「ドライブ」(今年18.0% 去年26.2%)などのお出かけイベントは、去年と比べて軒並み減少傾向を示している。
「テレビ・DVD」(今年65.8% 去年70.4%)を見たり、「インターネット・ゲーム」(今年64.8% 去年69.6%)をしたり、ふだんの休日と同じように、“イエノミクス”スタイルで過ごす若者が多いようだ。
■よく見るテレビ番組は「映画」「アニメ」が伸びている
テレビやDVDを見てG.W.を過ごす“イエノミクス”な若者たちに、よく見るテレビ番組のジャンルを聞くと、「エンターテイメント・バラエティ番組」(47.0%)、「国内ドラマ」「ドキュメンタリー・ニュース」(同率38.4%)の順となった。昨年からの伸び率で見ると、「映画」(前年比119.2%)や「アニメ・マンガ」(前年比114.5%)の人気が高くなっていることがわかる。
■有料放送視聴者はテレビライフが充実!?
自宅のテレビ環境の違いはイエノミクスにどのような影響をおよぼすのだろうか?有料放送視聴者(有料放送アリ)と未加入者(有料放送ナシ)との比較で、その違いを見てみる。
まず、家の中でしていることをみると、有料放送ナシに比べて有料放送アリの方が総じて高めで、家の中であれこれ楽しむことが多い様子がうかがえる。特に「テレビ・DVD」に関しては、有料放送ナシ72.3%に対し有料放送アリは80.1%と高く、1日に30分以上有料放送を視聴する層では87.6%がテレビやDVDを楽しんでいる。
また、「家族団らんの時間がある」のは、有料放送ナシ56.8%に対して有料放送アリ63.7%と、有料放送導入家庭の方が家族の団らん度が高くなっている。
有料放送アリの方が、「家族団らんにテレビが重要な存在である」(有料放送アリ56.8% 有料放送ナシ52.3%)と答えており、さらに、1日に30分以上有料放送を視聴する層(61.0%)の方が、テレビの重要度も高くなっている。
今回の調査は、 20代・30代の男女500名(性年代別に各125名ずつ)を対象に実施された。調査期間は、4月13日~14日、調査方法はインターネットとなっている。
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