【インタビュー】画面が大きいだけじゃない!……アプリの可能性や利用スタイルを広げる2画面スマホ「MEDIAS W」
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――ところで、折りたたんだ状態で本体の両面に画面があるとなると、机に置いたときのキズなどが心配になりますが。
本体を机などに置いたとき、画面が直接触れないように、本体と画面の境目にごく小さい段差をつけています。そのため、画面が机などに直接接することはありません。また画面のガラスはゴリラガラスを採用しているので、一般的な使い方なら耐久性も十分だと思います。
――2画面の新しい使い方とは、たとえばどんなものを考えていますか。
具体的な使い方やスタイルはユーザーが作っていくものなので、自由な発想や使い方をしてもらえるように、設計や機能面でいろいろ工夫しています。まず、2画面でフラットになるといっても、使い方は広げた状態に固定するものではありません。折りたたんだ状態なら、普通のスマートフォンと同様に使うことができます。広げてフラットにすれば、そのまま大画面のタブレットのように使うことも可能です。さらに、1画面をキーボードにした使い方(キーボードインプットスタイル)もあります。また、山形に折り曲げた状態で横長に置くと、同じ画面を両側から視聴できます。
インターフェイスやアプリケーションの応用を広げるために、ピンチ機能は2画面構成でも1画面として扱えるようにしました。ピンチする範囲が2画面にまたがっていても、問題なくピンチイン、ピンチアウトが可能です。
ユーザーにとっても通常の操作の延長線で、自然に2画面を操作できるように考えています。ブラウザと画面メモアプリを同時に表示させたり、地図アプリとお店のホームページや観光案内ページを表示させたり、メールならばヘッダ情報を本文表示を見やすく分割したり、画像ギャラリーでは、サムネイルとビューアーを同時に表示させるなど、あまり考えずにできるはずです。
――操作性や運用面で新しいスタイルを広げるとなると、2画面に対応したアプリケーションの存在が欠かせないと思いますが、アプリケーションはどのように広げていきますか。
まず、2画面を制御するためのAPIは、パートナーとなるプロバイダーに公開されます。開発ガイドラインも準備しますので、アプリベンダーに自由に発想して開発してもらいたいと考えています。施策として2画面アプリのコンテストも企画しています。
――今後の製品展開はどのようになっていきますか。
先ほど述べたように、ドコモでは「MEDIAS W」の商品戦略は長期的なものと考えています。ゆくゆくは女性にも受け入れられやすいカラーリングなど複数メーカー、複数モデルでの展開を考えています。
――本日はお忙しいところありがとございました。
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