リカルド・ティッシが初めて手掛けたバレエ衣装、「ボレロ」がパリ・オペラ座で公開
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ティッシがデザインした衣装は、ヌードカラーのチュールのボディースーツに、刺繍で骸骨の模様の描かれている。「ボレロという作品は激しさそのもの」と語る彼は、「ダンサー達が裸で踊っているように感じられるようなデザインにした。自分自身の内面にある闇の部分とロマンティックな側面という二面性を表現した」とコメントしている。
これまで何度も劇やオペラの衣装を頼まれてきたティッシだが、実際にデザインを手掛けたのは今回が初。オペラ座の国立バレエ団のディレクター、ブリジット・ルフェーブル(Brigitte Lefevre)からの直々の依頼を、イタリア人として誇りに思ったこと、現代アーティストのマリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramovic)ら才能ある個性的なクリエーター達が、今回の公演に関わっていることなどが決め手となったという。
同作品のセットデザインはマリーナ・アブラモヴィッチ、振り付けはシディ・ラルビ・シェルカウイ(Sidi Larbi Cherkaoui)とダミアン・ジャレ(Damien Jalet)が担当。マリ=アニエス・ジロ(Marie-Agnes Gillot)、オーレリ・デュポン(Aurelie Dupont)、ジェレミー・ベランガール( Jeremie Belingard)、ヴァンサン・シャイエ(Vincent Chaillet)らオペラ座のスターダンサー達が出演する。
公演期間は6月3日までで、チケットは完売している。
《編集部》
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