ニコール・キッドマンが“妖艶すぎる母”
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
外部と遮断された大きな屋敷で暮らし、繊細で研ぎ澄まされた感覚を持つインディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)は、18歳の誕生日に唯一の理解者で大好きな父親を交通事故で失ってしまう。母親・エヴィ(ニコール・キッドマン)と参列した葬儀に、長年行方不明になっていた叔父のチャーリー(マシュー・グード)が突然現れ、一緒に暮らすことになるが、彼がやって来てからインディアの周囲で次々と奇妙な事件が起こり始めるのだった…。
『オールド・ボーイ』でカンヌ国際映画祭の「審査員特別グランプリ」、『渇き』で同映画祭「審査員賞」に輝くなど、世界的に高い評価を受けているチャヌク監督。『親切なクムジャさん』では強い執念に突き動かされる母親を描いた彼が、本作では“妖艶な母親”役に、オスカー女優ニコール・キッドマンを迎えた。
ニコールが演じるのは、丘の上の大きな屋敷で、夫の秘密を知りながらも貞淑な妻として生きてきた女性・エヴィ。夫の葬儀ではもちろんのこと、寝室にいるときでさえ“完璧”であることを怠らない。そんな彼女をとらえた今回解禁さえた劇中ビジュアルでは、“完璧”な母親・エヴィを演じるニコールが、艶やかなスリップ姿で指をくわえてソファに横たわっており、一見くつろいでいるようにも見えるのだが、やはりそこには一切の乱れはない。
そしてやや刺激的な姿に目を奪われがちではあるが、冷静になって背景にも目を配ると、鮮やかな観葉植物や、こだわりを感じる家具や小物などに、エヴィの神経質なまでに気高くあろうとする一面も見えてくる。
すべての登場人物が謎に包まれている、という本作。45歳とは思えない美しさで文字通り“完璧”な母親像を作り出したニコールを、パク・チャヌク監督も絶賛。「エヴィは一見クールだが、心の底では愛を渇望している。弱さも併せ持った女性なんだ。この役にはニコール以外に考えられなかったが、彼女の存在感が相乗効果を生み、エヴィをおとぎ話の継母のようなキャラクターにしてくれた」と明かしてくれている。
果たして、劇中では娘役のミアとどんな掛け合いを見せてくれるのだろうか?
『イノセント・ガーデン』は5月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開。
ニコール・キッドマンがスリップ姿で誘惑!? “妖艶すぎる母”役に
《text:cinemacafe.net》
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