【2013 Japan IT Week】自由度の高いARコンテンツを制作できるサービス
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同社の提供するARサービス「COCOAR(ココアル)」は、専用アプリをスマートフォンやタブレットにインストールして利用する。事前に設定したARマーカーに端末をかざして情報を読みとると、ブラウザへのリンクのほか、動画、テキスト、画像、音声、電子ブックなど様々なアクションが開始する仕組みだ。
従来のQRコードなどではマーカーを都度制作する必要があったが、「COCOAR(ココアル)」では既存の会社ロゴや画像などをARマーカーとして登録できるため、ARを導入するために既存の印刷物を刷りなおしたり、上からシールを貼ったりなどの配慮が不要になるになるというメリットがある。またブラウザへのリンクだけでなく、動画や音声などのメディアを自由に組み合わせてコンテンツを作成できるのも魅力。マーカーに紐づくコンテンツはクラウド上の管理画面で何度でも再設定することができるため、情報の差し替えも容易となっている。
電子ブック制作サービス「Actibook」を提供する同社の取引先には印刷会社、出版社などが多い。スターティアラボ営業部の松尾卓氏によれば「既存の印刷物を今伸びているデジタル分野につなげるサービスとして好評いただいている」という。昨年11月にサービスを開始し、導入実績は既に100社を超えているそうだ。
料金体系は2種類あり、完全買い取りの場合は200万円、割賦の場合は料率にもよるが割賦の費用と保守料金で初期10万円+月額10万円以内からの利用も可能とのこと。申し込み後は3GBまでのコンテンツが回数制限なく、作り放題、使い放題となる。導入ハードルが低い同社のサービスは、ARを初めて試してみたい企業にとっては魅力的だろう。
《RBB TODAY》
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