【富士通フォーラム 2013】富士通、クラウド製品・サービス群を統合したサービス「FUJITSU Cloud Initiative」
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
今回、「FUJITSU Cloud Initiative」としてIaaS2種、PaaS4種、クラウドインテグレーションサービス4種の10種類の新サービスを発表。強化するサービスとしてPaaS1種、セキュリティサービス1種を提供する。同社は、プライベートクラウド、パブリッククラウド、インテグレーションなどすべてのクラウド領域においてクラウドの最適解を提供する継続的な取り組みであるとしている。
発表会ではマーケティング部門副部門長 執行役員常務の川妻庸男氏、サービスプラットフォーム部門 クラウド事業本部長の岡田昭広氏が登壇。川妻氏が富士通としてのクラウド戦略、岡田氏が個々のクラウドサービスについて説明した。
IaaSでは、パブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5専用サービス」と「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted」を新サービスとして提供。「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5専用サービス」は、物理サーバ、ストレージ、ネットワーク環境の全てのリソースを顧客専用に提供するパブリッククラウドサービス。パブリッククラウドとプライベートクラウド、双方の特長をあわせ持ち、クラウド活用に新しい選択肢を提供する。
「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted」は、運用基準やセキュリティポリシー、サービスレベルを顧客の要件に応じて、個別にカスタマイズ可能なプライベートクラウド。顧客の運用、セキュリティに合わせたクラウド環境を利用することができる。
PaaSでは、「クラウド連携・統合基盤「FUJITSU Cloud PaaS RunMyProcess」、SaaSアプリケーション開発共通基盤「FUJITSU Cloud PaaS Cloud Service Enabler」、ビックデータ活用基盤「FUJITSU Cloud PaaSデータ活用基盤サービス」などを新提供。クラウドインテグレーションサービスでは、「FUJITSU Cloud Integration Serviceクラウド導入アセスメントサービス、「FUJITSU Cloud Integration Serviceクラウド導入サービスを新たに提供する。
これらのサービス提供のために、日々進化するクラウドサービスの技術や製品の動向に精通する100名のクラウドスペシャリストを核に、2,000名のクラウドインテグレーターが顧客のシステムに最適なクラウドサービスの組み合わせを選択し、企画、設計、提案を最速3日間、導入、稼働を最速2週間で実施するとしている。
川妻庸男氏によれば、同社のクラウド関連事業は国内だけで2010年度約500億円、2011年度約1,000億円、2012年度1,500億円の実績と順調に伸びているという。「FUJITSU Cloud Initiative」によるサービス強化で、2013年度は3,000億円を目標としている。
なお、今回提供する製品・サービス群は、5月16~17日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催する「富士通フォーラム 2013」で展示する。
《関口賢》
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