乙武さん、入店拒否騒動での“店名晒し”を反省……「冷静さを欠いた行為だった」
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車椅子を理由にレストランで入店拒否をされたとして、自身のTwitterで店名を明かして事の是非を問い物議をかもしていた作家の乙武洋匡さんが21日、公式サイトで「冷静さを欠いた行為だった」と反省の言葉をつづっている。
騒動の発端は18日、乙武さんは銀座にある人気イタリアンレストランでディナーを楽しむため予約して同店を訪れたが、同店がエレベーターの利用できないビルの2階にあったことなどから車椅子で入店することができず、店側からも「車いすなら、事前に言っておくのが常識だ」などと告げられて入店拒否されたという。そうした対応にショックを受けた乙武さんは、「ひどく悲しい、人としての尊厳を傷つけられるような思いをする車いすユーザーがひとりでも減るように」と、Twitterで店名を公開して訴えた。この一件は賛否両論を呼んだが、店側の対応や乙武さんの主張に対する賛否の声ばかりでなく、乙武さんが不用意に店名を公開したことに対して批判が相次いでいた。
こうした批判に対し、乙武さんは21日に公式サイト上のブログで改めて騒動について言及。「軽率だった。自分でも、冷静さを欠いた行為だったと思う」とTwitterでの店名公開の件を反省した上で、同店での店主とのやり取りや、乙武さん自身の心境など、トラブルが発生した当時を詳細に振り返った。要約すれば、応対した店主の「相手を小馬鹿にしたような、見下したような」言葉や態度に、「排除されたような腹立たしさと情けなさ」とを感じた乙武さんが、激昂状態でケンカ腰に応じてしまうまでの経緯がつづられている。「ここだけは誤解されたくないので、繰り返させてほしい。僕はいきなり訪れた店で無理難題を吹っかけて、それが受け入れられなかったから逆ギレしたのではない」と強調する乙武さんだが、珍しく激昂し、怒りに任せて店名を公開するという“暴挙”に出てしまったことについては、「『こんなひどい対応をされた』と、普段から応援してくださっているみなさんに泣きつきたかったのだ。愚痴りたかったのだ。そうでもしなければ、とてもやりきれなかったのだ」と、赤裸々に告白するとともに、「店名を公開するという安直な行為に結びついたことには、深く恥じ入るしかない」と反省する。
Twitterでの一件が大きな反響を呼ぶ中、店主からは「私のスキルがなかったばっかりに本日は御無礼申しわけありませんでした」と謝罪があり、それに対して乙武さんも「こちらが事前連絡を怠ったことで、お店に不測の事態を生んでしまったことにも、お詫び申し上げます」「ぜひ、次回は事前に車いすである旨をご連絡してからお伺いしますね!」と返信。和解したかに思われた。乙武さんも「もう一度、あの店に行って、カウンター席にすわって、『シェフ、この料理おいしいですね』なんて会話を交わしながら、舌鼓を打てたらいい。そこでふたりで写真を取って、Twitterでアップでもしたら、今回の幕引きとしては美しいのかもしれない」と今回のブログにつづっているが、続けて「でも、ダメだった。あの日の夜のことを思うと、どうしてもそうした気分になれないのだ。そんな未熟な自分が、いまはただ腹立たしい。まだまだ、僕は人間が小さいのだと痛感させられる」とも明かし、まだわだかまりの残る複雑な心境を吐露している。
本当の意味で両者の和解が成立し、乙武さんのTwitterでその写真とともに報告される日が待たれる。
騒動の発端は18日、乙武さんは銀座にある人気イタリアンレストランでディナーを楽しむため予約して同店を訪れたが、同店がエレベーターの利用できないビルの2階にあったことなどから車椅子で入店することができず、店側からも「車いすなら、事前に言っておくのが常識だ」などと告げられて入店拒否されたという。そうした対応にショックを受けた乙武さんは、「ひどく悲しい、人としての尊厳を傷つけられるような思いをする車いすユーザーがひとりでも減るように」と、Twitterで店名を公開して訴えた。この一件は賛否両論を呼んだが、店側の対応や乙武さんの主張に対する賛否の声ばかりでなく、乙武さんが不用意に店名を公開したことに対して批判が相次いでいた。
こうした批判に対し、乙武さんは21日に公式サイト上のブログで改めて騒動について言及。「軽率だった。自分でも、冷静さを欠いた行為だったと思う」とTwitterでの店名公開の件を反省した上で、同店での店主とのやり取りや、乙武さん自身の心境など、トラブルが発生した当時を詳細に振り返った。要約すれば、応対した店主の「相手を小馬鹿にしたような、見下したような」言葉や態度に、「排除されたような腹立たしさと情けなさ」とを感じた乙武さんが、激昂状態でケンカ腰に応じてしまうまでの経緯がつづられている。「ここだけは誤解されたくないので、繰り返させてほしい。僕はいきなり訪れた店で無理難題を吹っかけて、それが受け入れられなかったから逆ギレしたのではない」と強調する乙武さんだが、珍しく激昂し、怒りに任せて店名を公開するという“暴挙”に出てしまったことについては、「『こんなひどい対応をされた』と、普段から応援してくださっているみなさんに泣きつきたかったのだ。愚痴りたかったのだ。そうでもしなければ、とてもやりきれなかったのだ」と、赤裸々に告白するとともに、「店名を公開するという安直な行為に結びついたことには、深く恥じ入るしかない」と反省する。
Twitterでの一件が大きな反響を呼ぶ中、店主からは「私のスキルがなかったばっかりに本日は御無礼申しわけありませんでした」と謝罪があり、それに対して乙武さんも「こちらが事前連絡を怠ったことで、お店に不測の事態を生んでしまったことにも、お詫び申し上げます」「ぜひ、次回は事前に車いすである旨をご連絡してからお伺いしますね!」と返信。和解したかに思われた。乙武さんも「もう一度、あの店に行って、カウンター席にすわって、『シェフ、この料理おいしいですね』なんて会話を交わしながら、舌鼓を打てたらいい。そこでふたりで写真を取って、Twitterでアップでもしたら、今回の幕引きとしては美しいのかもしれない」と今回のブログにつづっているが、続けて「でも、ダメだった。あの日の夜のことを思うと、どうしてもそうした気分になれないのだ。そんな未熟な自分が、いまはただ腹立たしい。まだまだ、僕は人間が小さいのだと痛感させられる」とも明かし、まだわだかまりの残る複雑な心境を吐露している。
本当の意味で両者の和解が成立し、乙武さんのTwitterでその写真とともに報告される日が待たれる。
《花》