クアルコムとルネサンス高校、「タブレット×デジタル教科書」プロジェクトを発表
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
ルネサンス高等学校は、株式会社が特区を利用して運営する完全通信制の学校だ。2011年にはスマートフォンを生徒の勉強に役立てようと500台の端末を導入する「スマートフォン×デジタル教科書」プロジェクトを実施している。その結果や効果を踏まえ、2013年は全校生徒全員にタブレットを持たせるようにし、授業に役立てる新しいプロジェクト「タブレット×デジタル教科書」を始動させた。このプロジェクトは、クアルコムの「Wireless Reach」というグローバルな社会活動支援プログラムによる資金的なバックアップによって実現した。
通信制の高校は全国に200校ほどあるというが、ルネサンス高校はインターネットを利用した通信教育を実践する国内でも数少ない高校。今年で創立8周年を迎える。今回の「タブレット×デジタル教科書」プロジェクトでは、およそ3400名の生徒に対して、AndroidまたはiOSのタブレット端末を配布し、日々の勉強や授業に活用する。タブレット導入を決めたのは、2011年のスマートフォン導入で生徒の学習効果や成績アップに成果が見られたことと、タブレットならば、PCとスマートフォンの両方のメリットを活かせることが見えてきたからだと、桃井隆良校長(ルネサンス・アカデミー 代表取締役社長)は語る。
同校は、以前からPCを使った授業を展開していたが、PCは机に向かって勉強をするという意思が必要となる。桃井校長は、せっかくインターネットを利用するのだから勉強する時間や場所の自由度を上げたいと考えたという。そこで開校2年目からは携帯電話を利用するようになり、2011年度は前述「スマートフォン×デジタル教科書」プロジェクトによって利用する端末はスマートフォンにシフトしていく。当初は携帯電話で勉強することに保護者から疑問の声もあったそうだが、現在ではそのようなクレームはないとのこと。
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