JAXA、8月に2つのロケットを打ち上げへ……H-IIBとイプシロンロケット
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H-IIBロケット4号機は、大型主力ロケットとして人工衛星を打ち上げてきたH-IIAロケットの技術を生かして作られたより能力の高いロケット。ISS(国際宇宙ステーション)に物資を補給する「こうのとり」を3回打ち上げてきた実績がある。打ち上げ予定日は2013年8月4日、予定時刻は4時48分頃、種子島宇宙センターの大型ロケット発射場から打ち上げる。
イプシロンロケットは、M-VロケットとH-IIAロケットの技術を使い、効率的な運用と高いコストパフォーマンスによってロケット打ち上げへの敷居を下げるために作られたロケット。今回が初号機となる。
搭載機器の点検をロケット自身が行い、ノートパソコンをネットワークに繋ぐだけで管制が可能となるモバイル管制システムを搭載。従来2ヵ月程度かかっていたロケット打ち上げの準備期間を1週間ほどに短縮できるという。
今回搭載する惑星分光観測衛星(SPRINT-A)は、惑星観測用の宇宙望遠鏡で、人工衛星軌道から金星や火星、木星などを遠隔観測。初期の太陽系で起きていたことの解明などを目指すとしている。打ち上げ予定日は8月22日、予定時間帯は13時30分~14時30分。鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。
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