そして今回、「恐怖の孤独鑑賞会」と題した鑑賞会が、20日に行われた。会場は映画館でも試写室でもなく、病院。現在はスタジオとして使用されているが、知る人ぞ知る“○○が出る”という噂で有名な、かつて本物の病院として利用されていた施設だ。
映画を見るのは、よしもと芸人の山里亮太、バラエティ番組などで活躍中の水沢アリー、そして、千葉県船橋市“非公認”ご当地キャラ・ふなっしーだ。しかも3人のゲストには、「誰もいない病室で1人ずつ、暗闇に浮かぶ恐怖映像と対峙する」という、恐怖感を最大限に増幅させるシチュエーションが用意されていた。場所や状況は事前にいっさい伝えられておらず、「新作映画の鑑賞会」とだけ説明。取材に集まった報道関係者の前で本当の内容が明かされ、その後いきなり1人ずつ、恐怖の鑑賞会に臨むこととなった。
事情を説明されてもいつもと変わらずハイテンションのふなっしーとは対照的に、山里と水沢の顔は鑑賞前からすでに青ざめ、招待を受けたことを本気で後悔している様子。水沢は「昔から友達に誘われてもホラー映画だけは避けてきたの……。でもデビューしたてだからお仕事頑張る」、山里は「こうなったら、あっちゃん(前田敦子)が主演ということだけが救い」とそれぞれコメントし、参加することに。その後、真っ暗になった廃病院のなかを手渡された小さな懐中電灯の明かりを頼りにそれぞれの鑑賞室に入っていった。
鑑賞会中は、山里はカメラが回っていることを忘れ絶叫し、水沢は大粒の涙を流して号泣、そして、ふなっしーは恐怖のあまりなのかジャンプしたり体をくねらせた謎のポーズを披露するなど、それぞれの部屋から悲鳴が絶えることはなかったという……。
鑑賞後の山里は「とても怖かった。恐怖が止まらず連続して来る。安心したころにまた来るんです。そんな怖いシーンのなかで、成宮くんが出てくると、すごく安心する。あっちゃん(前田)じゃなくて成宮くんを好きになりそうになりました」と、精一杯の強がったコメント。しかし記者に映画を誰と観たい?と質問されると、「まゆゆ(渡辺麻友)と観たいですね。怖がって抱きついてくれそう。あ、また、炎上しますね……」と、いつもどおりの受け答えだった。
一方、水沢は「前田さんはAKB48時代“会いたかった~”って歌ってたけど、私はこんな怖い前田さん、会いたくなかった~。怖さが予想をはるかに超えていて、本当に一週間お風呂に入れそうにないです」と、恐怖がさめやらない様子。ホラー映画に挑戦したい?と質問されると「出るのは絶対イヤ! 観るのも、今日でもうイヤになりました!」と大声で叫んだ。ちなみにふなっしーは「あんな団地に住んでたら、引っ越したいなっしー!」だそうだ。
この「恐怖の孤独鑑賞会」は随時実施されており、今回の3名の他にも多様なタレントが鑑賞会に招待されている。それらの様子は、「クロユリ団地」YouTube公式チャンネルにて順次公開中。現在は狩野英孝、クリス松村、高田延彦、千秋のものが公開されており、今回の山里、水沢、ふなっしー以降も、さまざまなゲストが登場する予定だ。