23日に更新された、Yahoo!検索ワードの急上昇ランキングで、「柴田阿弥」の名前が5位に入った。検索されるほどの知名度の低さは無理もない。SKEの正規メンバーとなった2010年から、柴田は一度もシングル選抜入りをしたことがなく、これまでの選挙も圏外だった。自身の握手会の参加券を完売させる結果を残しているにも関わらず選抜に選ばれない。アイドルからファンへ送られるメールサービス「モバメ」などで、「…なんか爆発力がないっていうか…」と苦しい心情を吐露することもあった。
総選挙に向けてアピールをする動画では「今年の総選挙ではランクインすることが私の目標」と語っていたが、速報の結果は、圏内どころか8位の大快挙。Google+で「見た瞬間涙が溢れてきて過呼吸になりました。みなさんのおかげです。震えが止まりません。今日まで辛いことも多かったけど一生懸命やってきて本当によかったと思いました」と喜びを表し、「ここまできたらできるだけ高い順位で名前を呼ばれたい!(;_;) 絶対に絶対に日産スタジアムのステージに立ちたいです!みなさんの愛を無駄にしたくない!貪欲でごめんなさい。目指せシンデレラガール!」と更なる意気込みを語った。
パフォーマンスはもちろん、ブログやGoogle+のこまめな更新、“ぼっち”キャラの浸透など、広きに渡る飽くなき努力が実を結びつつあるのだろうか。順位はまだこれから大きな変動も予想され、自身でも「圏外になったり順位がたくさん下がってしまうのが怖いです」と不安を吐露しているが、ひとまずは注目を集め、世間に大きな名乗りをあげた柴田。AKB総選挙史に残るシンデレラストーリーが誕生するか、注目される。