親から子へ、SNSとソーシャルゲーム安全利用の手引き
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事

昨今普及するスマートフォンやタブレットPCを使って子どもが行うコミュニケーションは、デスクトップPCやノートPCなどと異なり、以前にも増して親の目が届かなくなっており、不安を持つ保護者が多い。
トレンドマイクロ社が今春、小中学生の父母412名に対して実施したアンケート調査によれば、93.2%の保護者が「子供にインターネットやSNSのマナーや安全利用の教育を家庭内で行いたい」と回答している一方で、自分には「ネットやSNSのマナーや知識がない」(34.5%)「ネットやSNSのマナーの知識はあるが、教え方が分からない」(21.7%)と、自信のなさもうかがえる。
多くのSNSは、無料で会員登録ができるため、子供でも比較的簡単に利用をはじめられる。一方で、ソーシャルゲームの課金トラブルや不用意な投稿によるいじめへの発展、SNSを悪用した未成年者への犯罪など、子どもが被害者や加害者になるトラブルや犯罪などが報告されている現在、学習教材は親が子に伝えたい安全利用ルールを考えるという必要性に応えている。
「インターネットあんしんガイド~SNS編」とともに、4月18日には「インターネットあんしんガイド~スマホ&タブレット編」が公開されている。いずれも、子供のインターネット環境を考えたときに、今おさえておきたい内容がカバーされている。
イラストを中心に構成され、子どもにも理解しやすい12ページの資料だが、インターネットで子供が遭遇するリスクが網羅されており、たとえSNSやソーシャルゲームを使っていない保護者でも、どのような危険が存在し、それを防ぐためのルールを子供と一緒に考えるための副読本として利用可能である。
ネットの危険性を回避するために、子供のネット利用を制限し遠ざけるのではなく、学習効率アップや、コミュニケーションを通じた成長の機会として、積極的に我が子にインターネットやスマートフォンに触れさせたい保護者にとっては、有用な情報となる。
《編集部@ScanNetSecurity》
特集
この記事の写真
/