Webサイト改ざんが昨年より2倍のペースで増加
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警察庁は5月24日、Webサイト改ざん事案の多発について「@police」において注意喚起を発表した。同庁では2013年1月以降、重要インフラ事業者などのWebサイトに係る改ざん事案が増加していることを認知しており、そのペースは昨年の2倍を上回っている。各事案については、改ざんの手口などを断定するに至っていないものの、改ざんの状況や疑われる手口において類似性がある2つの形態を多数認知しているという。
ひとつは、CMSの脆弱性を悪用したものと疑われるファイル蔵置事案で、1月から2月にかけて多数確認された。このケースでは、既存ファイルは変更されることなく、テキストファイルや画像ファイルが新たに蔵置されている状況が多く見られた。もうひとつは、窃取したFTPアカウントによるアクセスであると疑われるファイル改ざん事案で、4月以降に多数確認している。これは既存のトップページに外部サイトへの誘導を行うiframeタグを挿入するもので、一見しただけでは表示内容には変化がなく、改ざんの事実に気付きにくい。同庁では、CMSを利用しているWebサイトおよびFTPアカウントの管理を適切に行うことが必要であるとして、具体的な推奨対策を紹介している。
ひとつは、CMSの脆弱性を悪用したものと疑われるファイル蔵置事案で、1月から2月にかけて多数確認された。このケースでは、既存ファイルは変更されることなく、テキストファイルや画像ファイルが新たに蔵置されている状況が多く見られた。もうひとつは、窃取したFTPアカウントによるアクセスであると疑われるファイル改ざん事案で、4月以降に多数確認している。これは既存のトップページに外部サイトへの誘導を行うiframeタグを挿入するもので、一見しただけでは表示内容には変化がなく、改ざんの事実に気付きにくい。同庁では、CMSを利用しているWebサイトおよびFTPアカウントの管理を適切に行うことが必要であるとして、具体的な推奨対策を紹介している。
Webサイト改ざんが昨年より2倍のペースで増加、対策を呼びかけ(@police)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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