【Wireless Japan 2013】KDDI、周波数効率を上げるAdvanced MIMO技術をデモ展示!
ブロードバンド
回線・サービス
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
KDDI研、周波数利用効率をLTEの約3倍に向上させるAdvanced MIMO技術を開発
-
富士通、NTTドコモ「高密度無線基地局」の開発メーカーに選定……LTE-Advancedに対応

ただ、たとえば4台の端末に対して同時に通信を行い8本を使いきったとしても干渉の問題がでてくる。端末A、端末B、端末C、端末Dに対して基地局が送るビームの品質をアップしていくことが重要だ。Advanced MIMOでは、これらの干渉を制御するため基地局から端末に電波がどんな飛び方をしたのか把握し、それを基地局側に伝える前処理を行う。端末側から圧縮した電波情報を基地局に伝える(フィードバック圧縮方式)ことで、端末Aには他の端末の情報が綺麗に消えているような通信を行うことが可能になるという。
ブースのデモでは、1Hzあたり約20bpsの数値が示されていた。説明員によると「将来これが実用化されるような時期は100MHzのような帯域幅が一般的になると思われますので、2Gbpsを4人で共有しているような状況になり、高いスループットが実現できる」としている。なお、Advanced MIMO対応の基地局は新設していく方向で考えているとしている。
《RBB TODAY》
特集
この記事の写真
/