「ジョジョの奇妙な冒険」スピードワゴン役・上田燿司さんインタビュー(後編) ラジオは「俺得」な裏話がもりだくさん
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[インタビュー取材・構成:川俣綾加]
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』
公式サイト http://jojo-animation.com
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』WEBラジオ【JOJOraDIO】
http://radio.jojo-animation.net/
毎週金曜 深夜01:00 更新
■ アフレコ現場には「いいものを作りたい」という一体感と緊張感
―― アニメ!アニメ!(以下AA)
アフレコ現場も、緊張感にあふれていたのでしょうか?
―― 上田
けっこうピリッとした雰囲気はありました。変にギスギスしているわけではなくスタッフもキャストも面白い作品、いい作品にしようという一体感があって、精一杯やろうという緊張感。
和気藹々としている部分もありますが、ピーンと一定の緊張感はありました。というのは、集中力を保っていないと体力的にも演技的にもやり切ることができない。 原作の台詞をできるだけ忠実に再現していこうという気持ち、同時に口パクの尺が決まっている中でそれを表現しなければならないという物理的なハードルがあるんです。
そういう意味で、みんな集中力を切らせてしまうとできないので、誰がそう言ったわけでもなく自然と緊張感が漂っていて、一体感がありました。 休憩時間もみんな休んではいるんですけど、緊張は切らさずにいて。だから終わった後はみんなドッと疲れていました(笑)。
■ パーソナリティを務める「JOJOraDIO」は「なんて俺得!」
―― AA
「JOJOraDIO」ではパーソナリティをされていますが、パーソナリティは初だと伺いました。
―― 上田
そうなんです、今回のようなインタビュー形式の番組でパーソナリティ役は初めてで、話をいただいた時も「うわぁ大変だどうしよう!」って思っていたんです。放送でも緊張していて若干テンションが高めだったり(笑)。
番組内で色々な役者さんやスタッフにどうアプローチしていこうと考えるのも楽しいですし、『ジョジョ』はキャスト全員が思い入れをもって参加した作品なので、話をするちみんなどんどん熱を帯びて盛り上がっていくんですよ。
普段から一緒に飲んだり深い話ができる機会がある人ばかりではないので、「JOJOraDIO」が無ければ僕も知らなかった裏話がたくさんあります。すごく自分の糧になっていて、「なんて俺得!」って思いながらやっています。
―― AA
印象に残った回はありますか?
―― 上田
それはもう全部! 毎回が印象的です。 音響監督の岩浪美和さんがゲストにきてくれた第5回、6回配信は、僕自身が全く知らない話をたくさん聞けました。
なぜ僕がスピードワゴン役に決まったかもここで聞けましたし、一流のお仕事をなさっている方なので手品のタネ明かしみたいな。かれこれ10年以上お世話になっているのに、こうして作品に関して岩浪さんとじっくりお話するのは初めてで、すごく印象的だったし、糧になるお話を聞くことができました。
■ 上田さんにとって『ジョジョ』の魅力は
―― アニメ!アニメ!(以下AA)
上田さんにとっての、『ジョジョ』の魅力を教えてください。
―― 上田
登場人物たちは、それまで普通の生活を送っていたのに、日常では考えられないような出来事や恐怖に突然直面することになります。それこそ、世界がひっくり返るような。
そこで逃げて行く人もいる中で、「俺はにも何かできるかもしれない」と思って踏みとどまった人が大きく成長していく。たとえ死んでしまうことがあっても、尊厳をもって死ねる。そこがすごく胸を打つなと思います。
―― AA
その中でもスピードワゴンはとても大きな変化があるキャラクターですね。
―― 上田
スピードワゴンは、2部でジョセフがサンタナに取り込まれそうになった時、車椅子で拘束されていて、しかも波紋も使えない普通の人間だから何もできないはずなのに、車椅子から転げ落ちるくらい前のめりにもがく。ジョセフを自分の孫のように思っていて「自分が何とかしなきゃ」という気持ちが強いんです。
そういう部分で、スピードワゴンの想いはきちんと届けていきたいです。
もうひとつ思うことは、荒木先生の世界観や台詞の言い回しはとても独特で、そこも役者としてきちんと表現していきたい。この台詞をスピードワゴンとして言いたいなってすごく思いました。
それはメインの役だけじゃなく、ワンカットしか出てこないキャラクターまで「演じたい」と思わせる魅力がある。それは、原作で全てのキャラクターが愛されて描かれているからだと思います。アニメでもそこを表現しないと、ファンの人に怒られるというか(笑)。
おかげさまで「JOJOraDIO」もひとつの番組として育ってきていて、リスナーの皆さんが楽しめる裏話を届けられるし、今後ももっともっと楽しんでもらえるようにしたいです。
今度のイベントでもイベントならではの企画があると思うので、楽しみにしていてください。
―― AA
本日は、ありがとうございました。
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