【NHK技研公開 2013】「おかあさんといっしょ」にテレビから参加……ハイブリッドキャストのアプリデモ
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子供教育番組の絵描き歌に合わせて自分の作品を放送を視聴しながら作成し、投稿するというアプリでは、投稿された作品はタイムラインのように画面に表示され、アプリ利用者どうしで見ることができる。また、歌やおどりの時間では、画面の音楽に合わせてタンバリンやピアノを演奏するアプリも展示されていた。これなどは、ちょっとした知育玩具として利用できそうなアプリだろう。
なお、番組同期型のアプリは複数デバイス(テレビ、スマートフォン、タブレット)に対応可能なため、上記の楽器演奏のアプリは同時に複数の楽器(端末)で参加できる。
字幕系のアプリでは、アニメの画面に多言語のセリフをフキダシ風にインポーズするものがデモされていた。文字放送の字幕では、表示する言語や表示位置は固定されてしまうが、アプリを利用するハイブリッドキャストでは英語や中国語といった選択もアプリ側で可能となる。端末連携機能を使えば、表示する字幕の言語を端末ごとに選ぶこともできる。
これらを応用すれば、たとえば時代劇や歴史番組をベースにした学習アプリもできるだろう。ハイブリッドキャストでは、放送外マネージドアプリという機能もあり、番組放送と同期しなくても起動できるアプリを作ることもでき、アプリのアップデートや放送時間外でも使えるアプリにも対応している。
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