北川景子×深田恭子 “女の友情”から覗く心の闇…
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交通事故に遭い入院中の荻尾春海(北川景子)。歩くこともままならない彼女を見守り、そっと寄り添ってくれたのが看護師の西村麗子(深田恭子)だった。意気投合した2人は退院をきっかけにルームシェアを始める。共通の趣味や、交換日誌で本音を語り合うなど、互いの友情を深め合っていた2人だったが、麗子の奇妙な行動をきっかけに不穏な空気が漂い始める。そして、春海の身の回りで次々に起こる不可解な事件。知らない筆跡で書かれた異様な内容の日誌、やがて事態はエスカレートし…。
今春、この世を去った本格ミステリー作家・今邑彩が1997年に発表された「ルームメイト」。憧れのライフスタイルとして、雑誌やドラマなど各メディアで取り上げられ、近年20代を中心に急増しているルームシェア。そんな理想の生活をテーマに、想像を絶する驚愕のストーリーが展開する本作。
「初めて台本を読んだときは、すごく衝撃的なお話でしたので、まずそこに驚きました」と語るのは、主人公・春海を演じた北川さん。「自分が台本を読んだときに最初に感じたその衝撃を、映画をご覧になったみなさんにもお伝えしたい。その衝撃を伝えるために、春海というキャラクターを通して演じていかなければならないなと感じました」と使命感にも似た思いが芽生えたという。
「普段は穏やかで、柔らかい印象の方なのですが、役を演じ分けるのが素晴らしく、私はそれに一生懸命ついていくだけです」と北川さんが尊敬のまなざしを向ける先輩・深田さんも同様に、「台本を初めて読んだとき、最後までどういう展開になるのか想像がつかなかった」と今邑さんが作り上げた本格ミステリーにのめり込んでいったようだ。
それまでは、何気なく過ごしていたのに、ふとした不信感から崩れてしまう“親友”。最近起きた事件でもあるように、特に女性同士の友情はどこからどこまでを信じていいのか、裏切られるリスクは? と笑顔の裏に隠された冷やかな視線がいつ自分に向けられるのか分からない。そんな独特の緊張感と事件でサスペンスフルな展開を楽しみにしつつ、完成を待ちたい。
『ルームメイト』は2013年秋、全国にて公開。
北川景子×深田恭子が本格ミステリーに挑戦! “女の友情”から覗く心の闇…
《text:cinemacafe.net》
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