日立、PCサーバと専用アプリを組み合わせた「指静脈認証ログオンパック」発売
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「指静脈認証ログオンパック」は、ICカードの携帯や複雑で覚えにくいパスワード入力の代わりに、指静脈認証装置に指をかざすだけの簡単な操作で、ITシステムや操作端末へのWindowsログオンやスクリーンロック解除できるシステムを簡単導入できる製品。ユーザーは、簡易なマニュアルに従って、指静脈情報の登録やネットワークなどの簡単な設定を行うだけで、システムを利用開始できるため、アプリケーションのインストールや設定作業をユーザー側で行った場合と比較し、導入工数を最大約8割可能だという。
利用するPCサーバは、タワーサーバ「HA8000/TS10(AL2)」「HA8000/TS20(AM1)」とラックサーバ「HA8000/RS110(AL2)」「HA8000/RS220(AM1)」「HA8000/RS210(AM1)」の5機種より選択でき、システム規模や設置環境、運用管理形態に応じたシステムを構築できる。また、サーバへのログオン情報を指静脈認証で保護する「スタンドアロンタイプ」モデル、サーバおよびクライアントPCへのログオン情報を指静脈認証で保護する「クライアント保護タイプ」モデルが選択可能。
日立の指静脈認証システムは、金融機関のATMをはじめ、さまざまな分野の業務システムで利用されている。また、ICカードなどの携帯やパスワードの記憶が不要である利便性の他、認証精度が湿気・乾燥などに影響されにくい特長から、飲食店をはじめとする従業員の出退勤管理や、最近では介護施設やゴルフ場の会員向けサービスなど幅広い分野で適用が拡大しているとのこと。
《冨岡晶》
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