【Interop 2013 Vol.13】日立電線とストラトスフィアが共同研究……SDN-WAN領域
ブロードバンド
テクノロジー
注目記事

日立電線はこの取り組みを、6月12~14日に千葉市・幕張メッセで開催される「INTEROP TOKYO 2013」のSDN Show Case内にて展示する。
SDNはソフトウェアでネットワークを柔軟に制御するための技術概念で、コンピューティングリソースの仮想化の進展に伴い、データセンターを中心に普及が進んでいる。また、通信事業者のWANに対するSDNの適用も検討が始まっており、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴うシステム増強に対するCAPEX、OPEX双方を最適化する手段として期待されている。一方で通信事業者の大規模設備への適用には、信頼性の確保や、大規模化における制御処理の性能維持といった懸念がある。
このような状況で、日立電線はキャリアクラスのSDNコントローラを開発するストラトスフィアと共同技術検討をすることにより、これまで培ってきた広域イーサネット市場向けのイーサネットスイッチ開発技術を生かしながら、SDN-WAN領域で以下を実現し、前述の懸念の解消をめざす。
●OpenFlow1.3.1対応のSDNスイッチとコントローラの開発
●ハードウェアはApresia26000シリーズをベースに開発し、リリース済製品についても順次対応を検討
●キャリア向けAPRESIA製品で培ったハードウェアベースの高信頼技術を踏襲
《高木啓》
特集
この記事の写真
/