夏のボーナス商戦、“趣味の本格化”クッキリ……増加見込みの約8割が、趣味の品を購入
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
経団連の5月30日発表によると、大手企業64社の今夏ボーナスの平均金額は前年比7.37%増。伸び率は1990年以来、過去2番目の規模になるなど、景気の好調をうかがわせる状況となっている。これを受けてか、回答者全体の72.5%が「趣味に本格的に取組みたい」と考えていることがわかった。また、今夏のボーナスが去年よりも増えそうと回答した内の、77.8%が「趣味で使う機器や道具を購入したい」と考えており、今夏以降、趣味への投資金額が増えることが伺える結果となっている。
そこでまず、現在の趣味を聞いたところ、1位「映画鑑賞/音楽鑑賞(45.3%)」、2位「パソコン/インターネット(Facebook、mixi、Twitter・ブログなどを含む)(38.9%)」、3位「料理・グルメ(31.9%)」などが人気を集めた。比較的先行投資が必要な趣味では、1位「写真撮影(20.5%)」、2位「登山・ハイキング(12.1%)」、3位「自転車(8.1%)」などが人気となっている。
そして、「今夏、ボーナスが支給されたら、どのような趣味の機器や道具を購入したいか」を聞いたところ、全体では、1位「パソコン(29.1%)」、2位「一眼レフカメラ(24.6%)」、3位「ファッション・美容関連(21.7%)」となった。世代別の1位をみると、20代「一眼レフカメラ(32.5%)」、30代「スマートフォン(33.3%)」、40代・50代「パソコン(40代31.9%、50代35.3%)」、60代「一眼レフカメラ(28.7%)」となっている。とくに30代~50代は「デジタルデバイス関連」の趣味への購入意欲が高く、20代と60代では「一眼レフカメラ」への購入意欲が高かった。
傾向としては、全体を通して、趣味を本格的に楽しめる「中級以上」の製品への購買意欲がもっとも高く、趣味への取組みが本格化していることが浮き彫りとなった。プロ並みに趣味を満喫する「最上級・高性能」な機器や道具の購入意向については、1位「一眼レフカメラ」34.0%、2位「ツーリング用自転車(電気自動車含む)」33.3%、3位「自動車」28.3%などとなっている。
《冨岡晶》
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