【レビュー】低音が魅力のポータブルBluetoothスピーカー「BeCool」で「ももクロ」を聴く!
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
まずは接続(ペアリング)。本体背面のスイッチで電源をオンにしると、本体天面にタッチキーが表示される。「○(マル)」印のタッチキーを長押しすると「ディスカバリング」と音声ガイドが流れるので、プレーヤー側のBluetooth設定で「BeCool」を選択する。再び音声ガイドで「ユア デバイス イズ コネクテッド」と流れたら接続完了だ。また、本体天面には「+(プラス)」と「-(マイナス)」印のタッチキーも表示され、タップやフリックで音量調節、楽曲の再生や曲送りなどのコントロールが行える。
今回試聴した音源はアイドルグループ・ももいろクローバーZが4月にリリースしたセカンドアルバム「5TH DIMENSION」。オープニングから20世紀クラシック音楽の傑作「カルミナ・ブラーナ」を取り入れるなど荘厳かつ重厚な雰囲気を湛えた楽曲を多数収録する同アルバムは、低音の魅力をうかがい知るには最適……か、どうかは別として、またしても単に筆者の趣味によるものです。はい。
ではさっそくその「カルミナ・ブラーナ」が使われている1曲目の「Neo STARGATE」。ティンパニやチェロによって奏でられる低音と混声合唱による壮大なスケールで幕開けする同楽曲は、とにかく低音が聴こえなければ楽曲の魅力が半減してしまう。正直、この楽曲の魅力を最大限に味わうには、それなりの音響システムが必要となるだろう。それほど、ポータブルスピーカーにとっては“酷”な楽曲のひとつだ。
結果から言うと、BeCoolでこの楽曲のすべての魅力を堪能できた……とは言い難い。左右スピーカーの距離が短い(というか、ほぼ同位置にある)ため、どうしてもステレオ感に乏しいこともあり、クラシック音楽特有の深い奥行きを味わえるまでには至らなかったからだ。しかし、低音のパワーも、高域の広がりも十分で、野外でこれだけ表現できれば大満足、と思えるものだった。
また、“やや弱いかな”と感じたのは導入のカルミナ・ブラーナまで。ボーカルやギターなど高~中域が入ってきてからは特に平板な感じを受けることもなく、バランスのとれた聴きやすいサウンドという印象。ボーカルおよび各楽器の音もしっかりと聞き取れる。高域がシャカシャカ・キンキンと耳障りになるわけでもなく、かつ、ドラムにもチープさは感じないため、ロックチューンとしての迫力は十分に堪能できた。
《花》
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