マイクロソフトWindows Azure、「Webサイト」「モバイルサービス」の正式運用を開始
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Windows Azureの「Webサイト」は、Webサイトの構築に特化したPaaS(Platform as a Service)。PHPや.NET Framework(ASP.NET) およびnode.jsなどのランタイムなど、Webアプリケーション開発に用いられるツール類があらかじめ組み込まれたクラウド型Webサーバとなる。クラウド型のため、ランライムやWebサーバ自体のメンテナンスは不要だ。そのため、コンテンツ制作にフォーカスできるのが特徴となる。
ソース管理システムでは、Git、GitHub、Bitbucket、CodePlex、TFS、さらにDropBoxをサポート。開発ツールでは、特にVisual Studioとの親和性が高く、開発者はソリューション エクスプローラーで任意のASP.NETを右クリックするだけで、Webサイトをデプロイ(展開)できる。
一方Windows Azureの「モバイルサービス」は、スマートフォン向けアプリケーションのバックエンドソリューションのPaaSとなっている。主な機能としては「バックエンドデータベースの作成、および、カスタムアクセスAPIの提供」「Windowsストアアプリ、Windows Phone、iPhone、Androidといったさまざまな端末へのプッシュ通知」「Microsoftアカウント、Facebook、Twitterなどのアカウントを用いたユーザー認証機能」の3つ。これらを活用することで、スマートフォンアプリケーション開発者は、アプリケーションのフロントエンド開発にフォーカスできるとのこと。
簡単なサーバー側コードを使用することで、プッシュ通知、SMS、または電子メールの送信、他のWindows Azureサービスへの接続、Windows Azureストアから取得したアドオンの活用、公開されているAPIを使用したサード パーティの任意のサービスの使用などが可能となっている。
Windows Azure Webサイト: http://www.windowsazure.com/ja-jp/services/web-sites/
Windows Azure モバイルサービス: http://www.windowsazure.com/ja-jp/services/mobile-services/
《冨岡晶》
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