10~12歳の子ども、4人に1人がウェブの閲覧履歴を隠蔽か……米マカフィー調べ
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この調査は、トゥイーン(10歳から12歳)、ティーン(13歳から19歳)、およびヤングアダルト(若年成人)のオンラインでの習慣と興味の対象について分析したもの。4月3日から15日にかけて、米国の10~23歳の青少年と10~23歳の子どもを持つ親を対象にした合計2,474件のオンラインインタビューを行った(青少年1,173人、親1,301人)。対象者は全員、1日最低1時間インターネットを使用している(または自分の子どもが1時間以上使っていると言っている)ことが条件。
その結果、親が信じている内容と子どもの実際の行動との間には大きな隔たりがあることがあきらかになった。62%の親は、子どもがオンラインで深刻なトラブルに巻き込まれる可能性があることを理解しておらず、80%の親は子どものオンラインでの行動をどうやって把握したらいいのかさえ知らなかった。大多数の親(74%)は、「自分の手に負えない」と率直に感じていた。
また39%の親は、保護者機能を使用して子どものオンラインでの行動を監視しようとしていた。しかし一方で、コンピュータに詳しいティーンエイジャーは、親があまり詳しくないことにつけ込んで、監視の目をかいくぐっていた。トゥイーンの41%は、親にモバイルアプリのパスワードを設定されていたが、そのうち92%は、そのパスワードを知っていた。トゥイーンの親の半数以上(60%)は、「自分の子どもはパスワードを知らない」と思っていた。
トゥイーン世代(10~12歳)は、Facebookでプロフィールを持つことは厳密には許可されていないはずだが、彼らの大多数(85%)がFacebookを使用していた。今回の調査によると、こうしたトゥイーンの58%は、自分のオンラインでの行動を親の目から隠す方法を知っていると考えていた。トゥイーンの25%は、ブラウザの履歴を消去するかプライバシーモードを使用して、自分の行動が親にわからないようにしていた。
《冨岡晶》
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