今年で創刊90周年を迎えた同誌。判型は1923年の創刊時より変わっていなかったが、高齢読者から「内容はいいが、字が小さくて目が疲れる。大きなサイズを出してほしい」という要望を受けたことから、今回の拡大版刊行に至ったという。
拡大サイズ版は通常号を111%拡大した判型。内容は、目次の蛇腹スタイルが変更される以外は、表紙および収録記事内容ともに通常号と同じになっている。
拡大サイズ版が販売されるのは、東京、千葉、埼玉、神奈川、大阪、京都、兵庫の一部書店。通常号とともにテスト販売として行われる。なお、拡大版は9月号のみの試験販売だが、文藝春秋では「好評ならば今後選択肢として検討していく考えです」としている。