この実証事業は、HEMSに特化した機器を使用せず、パソコンでHEMSを実現するもの。富士通の個人向けクラウドサービス「My Cloud(マイクラウド)」をコア技術として活用し、複数の家電や住設機器を一元的に自動で制御するシステムになるという。
そのほか、パーソナリティ(暑がり・寒がり、面倒くさがり・小まめ)、ライフステージ(幼児、受験生、高齢者がいる世帯)、ライフスタイル(朝型・夜型、昼間不在がち)など、世帯の特性を捉えた機器の制御を実行する。なお、自動制御を実行する前に、利用者に対し問いかけメールを発信し、承諾した場合のみ実行するなど、人の暮配慮した適切な省エネ制御が可能。今後は実証事業で培ったノウハウを蓄積し、順次、HEMS環境を構築できる富士通の「My Cloud」の機能として搭載していく予定。