最新の「スパム送信国ワースト12」、ベラルーシが人口比でワースト1位に
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スパム配信国ワースト12は、スパムの配信に利用されたコンピュータを国別に統計を取ったもの。「スパマーが存在する国」を特定しているわけではなく、最近の多くのスパムは、こういった国のPCを経由して間接的に配信されている。
今回、新しくランクインした3カ国は、ウクライナ、カザフスタンとアルゼンチン。逆にフランス、ペルー、韓国はワースト12から抜け出している。ちなみに、各国の人口比率に合わせてスパムのスコアを見ると、スパム配信量が単に多かった半数の国は、ランキングから消え去り、ルクセンブルグやシンガポールなどがランクインする結果となった。ベラルーシは1位となる。
ソフォスのセキュリティ エバンジェリストであるポール・ダックリン氏は「もっとも法を重んじる国の善良な国民であったとしても、自分のコンピュータを正しく保護していないと、自分の国が“ワースト国12”にランキングするお手伝いをしている可能性があります。セキュリティ対策の多くは、自分のコンピュータから始めることができるのです」とアドバイスしている。
■ スパム配信量で見た、2013年4月から6月までのスパム配信国ワースト12:
1 米国 13.8%
2 ベラルーシ 11.7%
3 中国 5.9%
4 ウクライナ (新たにランクイン) 5.5%
5 台湾 3.6%
6 インド 3.6%
7 スペイン 3.4%
8 カザフスタン (新たにランクイン) 3.3%
9 アルゼンチン (新たにランクイン) 3.1%
10 イタリア 2.9%
11 ロシア 2.6%
12 ドイツ 2.5%
(23 日本 1.3%)
■ 人口比率で見た、2013年4月から6月までのスパム配信国ワースト12:
1 ベラルーシ 13.8%
2 カザフスタン 11.7%
3 ウルグアイ 5.9%
4 台湾 (新たにランクイン) 5.5%
5 ウクライナ 3.6%
6 ルクセンブルク 3.6%
7 ブルガリア 3.4%
8 マケドニア (新たにランクイン) 3.3%
9 チリ (新たにランクイン) 3.1%
10 アルゼンチン 2.9%
11 スペイン 2.6%
12 シンガポール 2.5%
《冨岡晶》
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