夏休み恒例イベント開催の東京メトロで、3キャリアの通信速度をチェック!
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
そんな仮面ライダーファン必見イベントの下見を兼ねて、今回は正午から夕方にかけてスタンプ設置場所での速度計測を実施した。テストにはNTTドコモ「GALAXY S4 SC-04E」、au「HTC J One HTL22」、ソフトバンク「AQUOS PHONE 206SH」をそれぞれ使用。さらに、auとソフトバンクモバイルは、それぞれiPhone 5でも計測を行った。計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用している。
■各駅での通信速度はauが圧勝!
今回の計測ではauがAndroid、iPhoneともに10駅全ての計測地点でLTEに接続できたのに対して、NTTドコモとソフトバンクはほぼすべての駅で3Gでしか接続できなかった。auのAndroid端末は下り、上りともに全駅で最速値を計測するという結果をたたき出している。
なお、auのAndroid端末は全駅平均で下りが25.14Mbps、上りが11.92Mbpsといずれも優秀な成績を記録。移動中を含めてもほとんど3Gになることはなく、特に駅の構内では安定してLTEに接続できた。
一方、NTTドコモはほぼ3Gでの接続だったため、全駅平均で下りが3.58Mbps、上りが0.4Mbpsと微妙な結果。池袋駅ではLTEに接続できたものの、下り7.07Mbpsと一桁台の記録しか出せていない。
最後にソフトバンクのAndroid端末は、全ての駅で高速回線に接続できなかったが、全駅平均は下りが8.05Mbps、上り1.13Mbpsと健闘している。なお、南千住付近で地上に出たときだけは、一瞬4Gでの接続となった。どうやら、地下では基本的に4Gには接続しないものと思った方が良さそうだ。
なおiPhone対決だが、auが全駅でLTEに接続できたのに対して、ソフトバンクは池袋以外では3Gでの接続になっている。ただ、通信速度は拮抗しており、全駅平均の下りではauが11.36Mbpsなのに対して、ソフトバンクは13.23Mbpsと一歩リード。一方、上りについては、auが3.49Mbpsで、ソフトバンクの1.99Mbpsを上回っている。また、ソフトバンクについては、駅構内での計測時こそ3G接続だったが、移動中にはLTEで接続できる場所も結構あった。
■Yahoo!トップ画面へのアクセス速度は?
なお、今回は速度計測に加えて、サイトへのアクセススピードもチェック。キャッシュやアクセス履歴を削除した状態でブラウザーを開き、スマホ版のYahoo!のトップ画面が表示されるまでの時間を計測した。
ただ、このテストについても、auのAndroid端末が平均1.94秒とタンドツで速い。2位もauのiPhone 5で平均3.24秒とワンツーフィニッシュという結果に。以下、3位がNTTドコモで4.31秒、4位がソフトバンクのiPhone 5で5.52秒、5位がソフトバンクのAndroid端末で6.71秒と、ソフトバンク勢はサイトの表示時間が体感でわかるほど遅かった。
ただ、LTEに接続した池袋だけは、iPhone 5対決でソフトバンクが1秒以上の差をつけて勝っている。通信速度についても、auのAndroid端末とほぼ互角の結果をなった。これらを踏まえると、全駅でまんべんなく速いのがauで、LTEにつながりさえすれば高速なのがソフトバンクのiPhone 5といえるだろう。
ちなみに、全10駅を1日でまわるのは、乗り換えでの移動距離などもあり、想像以上に疲れる。このスタンプラリーは、実施期間内であれば1日で集めなくてももちろん有効。錦糸町駅から見える東京スカイツリーを眺めるもよし、上野動物園に行くもよし。各駅を観光しながらゆっくり集めていこう。1日で集めようとしている強者は、10駅のベストなまわり方を十分に調べてから行う必要がありそうだ。
《丸田》
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