パナソニック、ネイマールJr.選手との広告契約を更新……193ヶ国で広告展開
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パナソニックは、日系企業としては初めて、ネイマールJr.選手と2010年3月に広告出演契約を締結。今回の契約は、2016年のリオ・デ・ジャネイロで開催される夏季オリンピックを見据えた、グローバルな長期契約となっており、BtoB・BtoC事業のプロモーションや、オリンピックと連動した広告展開、さらにはエコ活動、次世代育成等のCSR活動の訴求などに起用する。7月22日からは、同選手を起用したBtoBソリューション事業に関する広告展開が、世界193ヶ国・地域で順次スタートする。
ネイマールJr.選手の故郷ブラジル・サントスで行われた契約更新の記者発表会には、本人が登場。ネイマールJr.選手が公の場に登場するのは、コンフェデレーションズカップ優勝後初となる。また、スペインFCバルセロナ移籍を目前に、ネイマールJr.選手にブラジルで会える最後の機会ということもあり、会場には多くのメディアが駆けつけた。
調印式は、ネイマールJr.選手がサッカーボールにサインをして、ブランドアンバサダーの契約を更新するというユニークな形式で行われた。ネイマールJr.選手はボールを手にすると、慎重にサインを施し、契約更新が締結すると親指を立てこの日一番の笑顔を見せてくれた。
発表会の後半には、ネイマールJr.選手とMCによるトークセッションが実施。トークセッションでは、今回の契約更新にあたっての思い、写真を撮ることが好きなネイマールJr.選手の意外な一面や、パナソニックのテレビや携帯充電器をよく使っていることなど、ネイマールJr.選手のふだんの生活についても、会話が広がった。
ネイマールJr.選手は扁桃腺の手術を受けたばかりで、声が出にくかったようだが、今回、公式なブランドアンバサダーになったことについて、「この契約更新は僕にとってはとても好意なことです。パナソニックは僕を信じた最初のスポンサーといってもいいでしょう。ですから今回の契約の継続はとても嬉しいことです」と喜びを露わにした。
また、さまざまなブランドとの契約については、「自分の場合は、新しいブランドと契約する前に父からブランドについてどう考えているかを常に聞かれます。もし自分が嫌いであれば絶対にOKは出しません。自分が好んでいないブランドと一緒になったとしても良いものが生まれない、良い関係が生まれないと思うので、好きではないブランドはまずOKを出しません。お互いにプラスになるようなものでないと先には進まないと思います。特にパナソニックは自分自身が好きなブランドでしたので、心からうまくいくと思っています。このパートナーシップの前からもパナソニック製品を仕様していたので本当に好きなブランドです」と、率直に語っている。
なお記者発表会中、シーンに合わせて登壇をしたり、降壇をしたりと登場に忙しかったため、トークセッションから降壇するシーンでは、思わずネイマールJr.選手から「行ったり来たりで大変だなあ、オレ。もうあと2回くらい降壇しなきゃいけない?」と素直なコメントが出て、会場からの笑いを誘っていた。
パナソニック 専務役員の鍛治舍巧氏は、「今後スペインFCバルセロナでも世界中のファンの皆さんから圧倒的な支持を獲得し、トップアスリートの道を歩まれようとしているネイマールJr.選手は、夢、感動、興奮を世界中に広く伝えられる存在になると思います。ネイマールJr.選手と歩みをともにするなかで、パナソニックは、ビジネスのフィールドをより一層ワールドワイドに拡大し、より良いくらし、より良い社会を実現する製品、ソリューションサービスの提供に努めてまいります。今回のネイマールJr.選手との契約更新は、世界中におります29万人の従業員にとって光栄であり、誇りであります」と契約更新後の展開に期待を表した。
なおパナソニックでは、ネイマールJr.選手を応援する「Panasonic×Neymar Jr.」という特設ウェブ/SNSサイトを作成し、ネイマールJr.選手の最新情報、「キャプテン翼」の作者として著名な高橋陽一氏によるイラストを使った応援企画に併せて、製品・事業を紹介するコンテンツを順次公開する。
「Panasonic×Neymar Jr.特設ウェブサイト」: http://panasonic. net/ promotion/neymarjr
《冨岡晶》
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