映画の舞台である19世紀のアメリカ。すでに予告編でも明かされている橋が爆破されて機関車が谷底に落ちるシーンなど、その劇中の様々なシーンで登場する機関車を3台用意する必要があったが、代用となるものはなく、そこで実際に作る選択肢が選ばれたという。
250トンの機関車と、それが走る全長約8kmにおよぶ線路が作られただけでなく、列車が並ぶシーンを撮影するために、数マイル分の複数の線路が16週間かけて敷かれた。カリフォルニア州ブライズから、リオプエルコの砂漠に本物の新設鉄道にも匹敵するものを作り上げるための大量の資材が運ばれ、そして細部にいたるまで実に忠実に作られていくという、気の遠くなるような作業の一端を、今回公開されたメイキングで垣間見ることができる。
同作は、少年時代の忌まわしい事件によって全てを失いトラウマを抱え、復讐に燃える悪霊ハンターとなったトント(ジョニー・デップ)が、自らの悲願のために聖なる力によって瀕死の男ジョン(アーミー・ハマー)を蘇らせ、マスクを着けた謎のヒーロー“ローン・レンジャー”となったジョンとともに巨悪に立ち向かう戦いを描いたアクション・アドベンチャー。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョニー・デップ、ジェリー・ブラッカイマー(製作)、ゴア・ヴァービンスキー(監督)の3人が再びタッグを組んだ注目作だ。8月2日より全国公開。