【ケーブル技術ショー2013 Vol.1】パナソニック、最新STBを参考展示……スマホ・タブレット連携機能を強化
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今回は計69社64ブースが出展した「ケーブル技術ショー2013」の模様を中心にイベントレポートをお届けする。はじめにパナソニックのブースに出展された、スマートフォン・タブレット連携の機能を強化したセットトップボックスの新製品から紹介しよう。
■テレビ番組を2台のスマホ・タブレットへ同時配信できるSTB最上位機
パナソニックは本体内蔵のHDD/BDディスクへのテレビ録画や、ブルーレイ3Dディスク再生機能を搭載するCATV対応セットトップボックス(以下:STB)「TZ-BDT910M」を2011年春から販売している。今回のイベントでは11月以降にCATV事業者を通じて発売が予定されている、同シリーズ製品の最新次世代機が参考出品された。
これまでの最上位機種である「TZ-BDT910M」からのアップグレードは、内蔵HDDが500GBから1TBに増え、ケーブルテレビ用のデジタルチューナーが2基から3基に増設される。また無線LAN機能も本体に組み込まれた。日本ケーブルラボの「ケーブルDLNA運用仕様 JLabs SPEC-020」にも対応しているので、LANにつないだ別室のSTBで受信・録画した番組を本機にダビングすることなどもできる。
DLNA/DTCP-IP対応のネットワーク機能も搭載。デジタルチューナーが“トリプル化”されることで、1番組をテレビで見ながら、2つの番組をDLNA/DTCP-IP対応のスマートフォンやタブレット、テレビなどへ同時に配信して、家中の様々な場所でケーブルテレビの番組を楽しめる環境が構築できることも特徴だ。
パナソニックは、デジオンと共同開発したケーブルSTB専用のDLNA/DTCP-IP対応プレーヤーアプリ「DiXiM CATV Player」を、今年の夏からAppStoreで配信している。本機でもこちらのアプリが使えるようになる予定。無償でiPhone/iPad/iPod touchにインストールできる本アプリでは、ネットワーク経由でSTBにアクセスして、軽快なタッチ操作でチャンネルの選局や録画番組の再生などが行える。
《山本 敦》
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