ソフトバンク、シリコンバレーに新拠点……米国事業を本格展開
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売上高の増加は、ガンホー、イーアクセスを子会社化したことに加え、ソフトバンクモバイルの携帯電話契約数と端末の販売数の増加によるもの。営業利益はガンホーの子会社化に伴う一時益等1491億円が大きく影響した。
決算発表では、ソフトバンクはインターネット企業であることを改めて強調、買収したスプリントを始めとする米国事業の戦略として「ネットワーク」「端末」「営業/ブランディング」「サービスコンテンツ」の改善に取り組むことを示し、その活動の一環として新たな商品開発の拠点としてシリコンバレーに新拠点を構えることを発表した。
シリコンバレーの新拠点について、同社の孫正義社長は「9月に事務所開きをしたいということで、今準備を開始している。規模はビル2つ分、総勢1000名を超える社員が入る規模だが、まずは数100人程度から開始する。ソフトバンク出身とスプリント出身の出先オフィスを兼ねるが、協力会社やグループ会社もシリコンバレーで一緒に活動していくかと思う」。「業務内容は、新しい端末の調達、端末に入れるソフトウェアの開発、ネットワークの接続試験や新しい技術の検証、周辺アクセサリーの開発なども行っていきたい」などと述べた。
連結営業利益を1兆円以上に上方修正したことに関して、孫社長「これまで9000億円の連結営業利益と言ってきたが、米国の赤字を含めて1兆円以上の連結営業利益となることを業績予想として申し上げる。世界一の会社に向けて第2章の始まりが今月から始まっている。今日現在、ソフトバンクの営業利益ランキングはモバイル業界では世界6位だが、これを来年、再来年、近い将来、ここから確実に登っていく」と意気込みを語った。
《編集部》
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