草なぎ剛が“マンガの神様”に、佐藤浩市が鬼編集長役で共演 | RBB TODAY

草なぎ剛が“マンガの神様”に、佐藤浩市が鬼編集長役で共演

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草なぎ剛が“マンガの神様”に、佐藤浩市が鬼編集長役で共演 『神様のベレー帽』
草なぎ剛が“マンガの神様”に、佐藤浩市が鬼編集長役で共演 『神様のベレー帽』 全 5 枚
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今年で55周年を迎える関西テレビの開局記念ドラマ『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』で、「SMAP」の草なぎ剛が“マンガの神様”とも呼ばれる手塚治虫を演じることが決まった。

新卒者の5人に1人は就職後、3年以内に「こんなはずじゃなかった」と仕事を辞めてしまう時代。若者たちはいつしか、「頑張ったって、人生の先なんてどうなるか分からないし」「夢を叶えられる人間なんて、どうせ一握りなんだから」と、 “夢を追い求めること”や“努力すること”の本質を忘れてしまったのかもしれない。そんな現代の若者たちに、天才と呼ばれた漫画家・手塚治虫の本当の姿はどう映るのか……。

原作は、2012年「このマンガがすごい!」オトコ編で第1位に輝いた『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』(原作:宮崎克、漫画:吉本浩二/秋田書店刊)。1973年、人気が低迷し、アニメ事業も失敗、果てには会社も倒産させた手塚治虫が、短期連載作品『ブラック・ジャック』の成功により、再び脚光を浴びるまでの舞台裏を描く。

その主人公、手塚治虫役にプロデューサーも監督も真っ先に思い浮かんだのが、草なぎさんだ。「草なぎさんしか出せない、草なぎさんならではの演技で、ぜひ『草なぎ剛の手塚治虫』を見たい」と、関西テレビの安藤和久氏は言う。

草なぎさんは、これまでも『いいひと。』や『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』の僕シリーズ3部作など、関西テレビとドラマでタッグを組み、数々の代表作を生み出してきた。本作の脚本は『37歳で医者になった僕』『任侠ヘルパー』の古屋和尚、演出を僕シリーズ3部作の三宅喜重が務める。

また、共演には、『少年チャンピオン』で『ブラック・ジャック』の連載を決めた、伝説の鬼編集長・壁村耐三役に佐藤浩市が決定。通称“カベさん”と呼ばれ、手塚治虫を敬愛し、締め切りのためなら鬼より怖くなる、豪快な編集者としても名を馳せる人物で、草なぎさんとはテレビドラマ初共演となる。

もともと漫画全般が好きという草なぎさんは、「『ブラック・ジャック』は、漫画の中で一番好きといっても過言ではないです。そのほか、『火の鳥』や『どろろ』、アトムのフィギュアも自分で買って持っているくらい」という、実は大の手塚ファン。

それだけに、最初に本作の話を聞いたときは「びっくりしました!」と語り、「誰もが知っている、まさに神様のような方なので、自分が演じるとなった今回、とても緊張しています。今までも実在されている方を演じることはありましたが、今回はちょっと特別です」と、感激もひとしおといった様子だ。

佐藤さんとは映画『あなたへ』以来の共演となるが、「『あなたへ』で共演させていただいたときも並々ならぬ空気感がありました。今回も緊張はしていますが、胸を借りる気持ちで、自分の持っている力を出したいです」と、とても楽しみにしてことを語った。

「ドライになりがちな昨今だとは思いますが、一生懸命頑張ることの素晴らしさ、強さは人間が生きる上で、一番大事なことだと思っています。今回、僕自身も手塚さんのような偉大な方を演じる事はとても大きな挑戦だと思うのですが、手塚さんのフィルターを通して、見ている方に“人が頑張る姿って素敵だな”と思っていただけると嬉しいです」と意気込みを語る草なぎさん。

しかし、マンガを描くシーンについては、「絵は……、まずいですね(笑)。番組の企画でよく描くことはあって、一応画伯と呼ばれて、ある意味ですごいからだとは思うのですが……」と苦笑。それでも、「“手塚剛”になれるよう頑張ります」と話す、内に秘めたるその熱さが、まさに “努力の人”手塚治虫にふさわしい。

『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』は今秋、フジテレビ系列全国ネット放送。

草なぎ剛が“マンガの神様”に、佐藤浩市が鬼編集長役で共演 『神様のベレー帽』

《text:cinemacafe.net》

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