“本好き読者”、約7割が電子書籍の購入経験なし……シニアほど安さでストア選択
ブロードバンド
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
トリップアドバイザー、“人生で一度は行ってみたい島”を電子書籍で発刊
-
楽天kobo、電子書籍リーダー「kobo Touch」を1,500円値下げし5,480円に

それによると、電子書籍の購入経験者は全体の31.6%で、本が好きと思われる層でも約7割が電子書籍の購入経験がなかった。電子書籍を購入しない理由については、「紙の本で読むほうが好き」(51.6%)が最多で、「対応端末を持っていない」(29.4%)、「使い方がわかりにくい」(20.5%)と続いた。
電子書籍に求めるものについての質問では、「価格の安さ」(52.5%)、「タイトルの増加」(45.9%)、「読みやすさ」(36.4%)の回答が多くを占めたが、電子書籍の購入経験者に限ると、「価格の安さ」(52.5%)よりも「タイトル数の増加」(70.4%)に対する要望が高かった。実際に、電子書籍の購入経験者に、利用したサイトを選んだ理由を聞くと「欲しい本があった」が52.3%でもっとも多く、「価格が安い」(33.1%)がそれに続いた。
年代別に見ると、電子書籍サイトの選定理由について、20代~50代では「欲しい本があった」が1位となっている一方、60代・70代では「価格が安い」が最多。価格の安さについては、年代が上がるごとにサイトの選定基準として重視される傾向が見られた。この理由について、BookLiveは、「情報機器に対する抵抗感が強い層ほど、“安さ”というわかりやすいメリットがないと電子書籍を利用しない」と推測している。
なお電子書籍を利用しない理由として、各年代で高い値を出した「紙の本で読むほうが好き」の項目については、20代が69.9%ともっとも高く、70代以上は半数を切る結果だった。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/