ビョークの東京単独公演、800人が酔いしれたライブ“Biophilia”をレポート
エンタメ
その他
注目記事
アジアでは唯一の開催で、公演は7月31日、8月3日、6日の3回のみ。今回のライブツアーはどこの都市でも2,000人以下のスペースで行われ、東京公演「Biophilia Tokyo」では800人という更に絞り込まれた観客数となった。8月6日のラストステージではプレミアチケットを求めて、熱帯夜の中、当日券を求める人々が長い列をなしていた。そこは「私の夢を叶えてくれて本当にありがとう」とビョークがライブの後半、ステージからスタッフに向かって深く感謝の言葉を投げかけた夢の場所、東京、台場にある日本科学未来館である。
会場に入ると、ステージの真上に1,000万画素を超える高解像度で、宇宙空間に輝く地球の姿をリアルに映し出す直径6m、重さ13tの発光デバイス、「ジオ・コスモス(Geo-Cosmos)」が暗闇に浮かび、夜の地球に瞬く人口的な光を映し出していた。
ステージはアルファベットのDの字に似た形で、その周囲をぐるりと観客が囲む空間デザイン。7月27・28日のフジロックでは長方形のステージに、ビョークを軸にアイスランドから来た14人の女性コーラス隊「グラデュアレ・ノビリ(Graduale Nobili)」が左右対称に並び、まるで宗教儀式のような厳かさを醸していたが、日本科学未来館ではLCDパネルが八面体となるように円く並び、曲に合わせてコーラス隊が有機物のように形を変え、踊っていく。
一部の指定席以外はスタンディングエリアだったこともあるが、ビョークが登場した瞬間、あちこちから「近い!」「手が届きそう」「よく見える!」という声が一斉に挙がったように、今回の「Biophilia Tokyo」の最大の特徴は「空間の親密さ」だったと言えるだろう。ビョークの震える喉の動きを肉眼で確認し、昨年のポリープ手術を乗り越えて復活した張りのある肉声を感じ、テクノロジーを駆使したサウンドに合わせて刻むタッチパネルの映像を楽しむのだ。
アルバム『Biophilia』がテーマとするのは「Music(音楽)」「Nature(自然)」「Technology(科学技術)」だが、ライブにもその三要素が様々なパフォーマンスとして提示されていった。
例えば、『サンダーボルト』の演奏では、「シンギング・テスラコイル(Singing Tesla Coil)」という音によって稲妻を引き起こす超高電圧の変圧器が登場。ビョークと稲妻の競演に一気に観客のボルテージが上がる。『Moon』では音律を刻むハープの一音、一音に呼応してタッチパネル上で月齢が変わり、月の形が変化していく。
曲と曲の合間にはビョークの少女時代の憧れの人で、BBCの自然ドキュメンタリーの数々の演出を手掛けた映画監督、リチャード・アッテンボロー(Richard Attenborough)のナレーションが入り、生命の不思議、地球の歩み、これからの人類の選択などを私たちに問い掛ける。
この日のビョークの衣装は曲名にもある『DNA』の二重らせん構造を想起させるもので、青とオレンジの無数のキューブが絡み合うもの。人によってはあまたの生命体の卵を宿す母の姿を想起した人もいただろうし、分子や結晶体などの美しき化学構造式を思い浮かべた人もいるだろう。
コーラス隊とのアカペラで始まった『Oskasteinar』から16曲目の『Solstice』まではメンバー紹介以外のMCはほとんどなく、曲が終わるごとに「アリガト」「オツカレサン」と片言の可愛らしい日本語を話していたビョークだったが、アンコールになって言葉数が増えたのも嬉しい出来事。3曲目のアンコール曲となった『Declare Independence』の前に、「If you want to dance, Don’t stop!(もし、踊りたいのなら止まらないで!)」と呼びかけたことで、観客席の興奮度はマックスとなり、盛り上がりは最高潮に!
タッチパネルでは海上に浮かぶばらばらの大陸が地殻変動で一体化し、更にはマグマが地底から湧き出て、そのエネルギーが新たな風景を形作っていく風景が広がっていた。それは硬直した常識や因習を打ち破って、自然とテクノロジーを素敵な関係で結びつけること。そんなメッセージをビョークから私たち観客に託された、夢のような数時間だった。
ビョークは今回、ライブツアーにあわせて子どもたち向けの「Creativity as a Learning Tool (学習ツールとしての創造性)」という音楽と科学について直感的に学ぶことができるワークショップも日本科学未来館で開催した。自然とテクノロジー、そして音楽。彼女の問いかけはこれからも続いていく。
―セットリスト―
・ Oskasteinar
・ Thunderbolt
・ Moon
・ Crystalline
・ Hollow
・ Dark Matter
・ Pleasure Is All Mine
・ Mouth’s Cradle
・ Virus
・ Sonnets
・ Unrealities XI
・ Where Is the Line?
・ Pagan Poetry
・ Mutual Core
・ Cosmogony
・ Solstice
―アンコール―
・ One Day
・ Nattura
・ Declare Independence
【REPORT】ビョーク単独公演!800人が酔いしれたライブ“Biophilia”
《金原由佳》
特集
Amazon売れ筋ランキング
-
【New】Amazon Fire TV Stick HD | 手軽にストリーミングをはじめよう | ストリーミングメディアプレイヤー¥4,980 -
【New】Amazon Fire TV Stick HD | 手軽にストリーミングをはじめよう | ストリーミングメディアプレイヤー¥4,980 -
Amazon Fire TV Stick 4K Select | 4Kの高画質ストリーミング | ストリーミングメディアプレイヤー¥5,480 -
Amazon Fire TV Stick 4K Plus | 映画館のような4K体験 | ストリーミングメディアプレイヤー¥7,980 -
Amazon Echo Dot (エコードット) 第5世代 - Alexa、センサー搭載、鮮やかなサウンド|グレーシャーホワイト¥5,980
-
[EdoErgo] オフィスチェア メッシュ デスクチェア 人間工学 椅子 キャスター付き 跳ね上げ式アームレスト ロッキング 座面昇降 コンパクト¥6,631 -
[EdoErgo] オフィスチェア メッシュ デスクチェア 人間工学 椅子 キャスター付き 跳ね上げ式アームレスト ロッキング 座面昇降 コンパクト¥5,699 -
SIHOO B300-PRO 人間工学オフィスチェア 通気メッシュ 在宅ワークゲーミングチェア ペールグレー¥25,999 -
ANDWINT オフィスチェア デスクチェア 肘なし メッシュ 通気性 ランバーサポート付き 腰サポート ガス圧無段階昇降 360度回転 キャスター付き コンパクト 幅52×奥行58.5×高さ84~96cm テレワーク 在宅勤務 ブラック¥4,139 -
Sezlife オフィスチェア デスクチェア 疲れない テレワーク チェア 強化バックレスト 30度ロッキング機能 人間工学 椅子 腰サポート 90度跳ね上げ式アームレスト 3Dヘッドレスト ハンガー付き 高反発クッション PCチェア 通気性メッシュ ゲーミング/勉強/事務用 おしゃれ パソコンチェア (ブラック)¥9,989
-
EIZO プロフェショナルモニター | FlexScan EV2740X-BK | 27型4K・USB Type-C・ブラック¥107,700 -
EIZO 設計・開発向けモニター | FlexScan EV3240X-BK | 31.5型4K・USB Type-C・ブラック¥116,155 -
EIZO 設計・開発向けモニター | FlexScan EV3240X-WT | 31.5型4K・USB Type-C・ホワイト¥126,164 -
【純正品】27"ゲーミングモニター DualSense 充電フック付き(CFI-ZDM1J)¥49,979 -
IODATA GCFX ゲーミングモニター 24.5型 フルHD 260Hz ブラック HDMI/DP/VESA/チルト調整 EX-GD252UHB¥17,980
-
Amazonベーシック ペットシーツ 薄型 レギュラー 1回使い捨て 無香料 ホワイト 300枚¥2,834 -
Amazonベーシック ペットシーツ 厚型 レギュラー 88枚x2袋(176枚) ホワイト(吸収面:ライトブルー)¥3,643 -
ネオ・ルーライフ ネオ・オムツ L 中型犬用 26枚入り 単品¥1,800 -
Smart Basic(スマートベーシック) 【Amazon.co.jp限定】 Smart Basic アイリスオーヤマ ペットシーツ 超厚型 お徳用 ワイド 100枚入 (x 1) (ケース販売)¥4,078 -
ニオレスト ペットの防臭袋 【SSサイズ 205枚入】 7層構造 特殊フィルム 中身が見えにくい 不透明仕様 犬猫用¥1,064
この記事の写真
/

