剛力彩芽と山崎賢人が白昼堂々…中華街でラブラブ・デート
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中高生を中心に高い人気を誇り、既刊12巻で300万部を誇る渡辺あゆの人気漫画を映画化した本作。親の仕事の事情で一人暮らしをする女子高生の葵(剛力さん)が同じく親元を離れて暮らす同じ高校のツンデレなイケメン王子・柊聖(山崎さん)とワケあって同じ部屋で同居することになり…素直になれない2人の胸キュン・ラブストーリーが展開する。
この日、撮影が行われたのは一緒に暮らすことになった2人の“初デート”の一幕。いや、デートと言っても2人は決して付き合ってるわけではなく、同居していることも周囲には秘密にしている状態。ひょんなことから2人で出かけることになったが、柊聖に憧れる同じ学校の女生徒たちに連れ立って歩く姿を目撃されてしまい、あらぬ誤解や柊聖を慕う女子たちの反感を買うのを避けるべく、葵が顔を見られないように走って逃げ出すというシーンだ。
中華街の真ん中を東西に横たわる大通り「関帝廟通り」にて撮影は行われた。通り沿いに並ぶ店は通常通り営業中。映画の撮影といえども夏休みでにぎわう中華街の大通りを借り切って完全通行止めにして撮影を行なうのはもちろん不可能。一般のお客さんが通りを普通に歩く中で、その隙間を縫ってリハーサルおよび本番時のみ、一時的に通行を制限しながら撮影が進められていく。
まずは、剛力さんが女子高生2人組に追いかけられながら通りを疾走するシーン。グルメ番組などで撮影など日常茶飯事とも言える中華街だが、映画の撮影、しかも人気絶頂の剛力さんの突然の出現に現場は騒然! 「かわいい!」と歓声を上げる若者連れや「頑張ってね」と声をかける中年女性の一行などなど、やはり認知度は抜群のよう。撮影ということで当然、現場には“通行人役”のエキストラの人々も配備されているのだが、あまりの人の多さに一見して誰がエキストラで誰が一般の通行人なのかもはや区別はつかない…。
メガホンを握るのは『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』、『映画 ひみつのアッコちゃん』などを世に送り出してきた川村泰祐監督。先述のような人通りに加え、時間の制約もある中でも決して妥協することなく監督は納得がいくまでリテイクを繰り返す。監督がモニターが置かれたテントを飛び出し、汗だくになって現場を走り回ることもたびたび。剛力さんや女子高生役の女優の元へと赴き、走り方や振り向き方、声をかけるタイミングなど実演を交えて細かく演出をつけていく。
本番直前までリラックスした表情で周囲と談笑する姿を見せていた剛力さんだが、カメラが回り始めると豹変! 役が乗り移ったかのようにそれまでとは全く異なる切迫した表情を見せ、何度も通りを駆け抜ける。ギャラリーの多さにも全く緊張したそぶりを見せず、撮影を楽しんでいるよう。その強心臓ぶりを見せつけた。
続いて、関帝廟通りから少し中に入った細い通りへと撮影現場は移動。走って逃げる葵を柊聖が店と店の間の狭い路地へと引っ張り込んで追っ手をやり過ごすというシーンの撮影が行われた。路地の幅はカメラ一台がようやく入れるくらい。監督、プロデューサーは隣の中華料理屋の一角を間借りしてモニターを覗く。
この場面で狭い路地の中で2人は密着! パニクる葵を黙らせるために柊聖が葵にヘッドロックをかけ、さらに2人は顔を近づけ…というドキドキ必至、山崎さんのファンにとっても胸キュン確実のショットも!
2人の姿にモニターを覗く川村監督は「ラブシーンになって来たね」とニヤリ。現場のスタッフからも「姉弟のような関係から徐々に同級生のカップルのような雰囲気になってきた」と剛力さんと山崎さんの距離がいい具合に縮まってきたとの感想が漏れた。
中華街での撮影は夕方で終了したが、2人はこの日の深夜、物語の中盤から終盤にかけての重要シーンである雨の中での重大な告白シーンの撮影を控えており、1日で全くテンションの異なるシーンに臨むことに。
さらに8月9日からは2人が同居するアパートの部屋のセット(@東映東京撮影所/大泉)での撮影も開始。8月中に撮影は終了予定だが、この日の撮影も含めこれらのシーンがどのように繋がり、どんな恋物語が紡がれるのか? 完成が楽しみだ。
『L・DK』は2014年春、全国にて公開予定。
《text:cinemacafe.net》
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