LTE通信環境の分析レポート……47都道府県中41か所でKDDIが優勢に
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
RBB TODAYでは、PC向けに通信速度計測サービス「speed.rbbtoday.com」を提供しており、2012年5月8日からはAndroid版アプリを、同年7月25日からはiPhone版アプリをリリースしている。今回、2013年4月1日~6月30日の期間に同アプリで収集した実測データをもとに、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3キャリアの通信環境比較を実施した。レポートは、アプリを使用して計測されたデータを集計し、キャリア別に見た東名阪の平均スピードの比較、LTE対応のiOSとAndroid端末によるLTE接続率、平均スピード分布を比較分析したものとなっている。
それによると、計測値が多い関東、中部、関西地域において平均スピードを比較した結果、LTEの数値においてKDDIがもっとも速いことが判明した。3月に実施した同様の分析と比較すると、NTTドコモとKDDIの数値が急伸しており、LTE基地局の整備が急速に進んでいることが見て取れる。また、KDDIのAndroid端末はLTE接続率(計測時にLTEで計れる確率を%で示した値)が99.1%と、総じてLTEに接続可能だった。docomoのAndroidとソフトバンクモバイルのiOSは、ともに84%台と拮抗しており、ユーザーとしてはどのキャリアでもおおむね満足できる結果といえる。
OS別スピード分布比較において、8Mbps以上の比率に関しては、KDDIのAndroidが一番高く、16Mbpsで接続する確率も53.8%と高速でつながりやすかった。なおソフトバンクモバイルのAndroidは44.2%、docomoのAndroidは25.5%だった。
これらの結果は、各都道府県別でみても、全国とほぼ同様の結果となっている。KDDIのAndroidのLTE接続率はすべて90%以上をキープしており、非常に高い確率でLTEに接続できた。また、通信速度においても、日本全国で比較したときと同様に、8Mbps以上の比率に関してはKDDIのAndroidがもっとも高かった。
《冨岡晶》
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