IPA「組織における内部不正防止ガイドライン」公開……“考えてこなかった企業”のために
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組織内部者の不正行為による情報セキュリティ上のインシデントなどについて、内部不正対策を検討する場として、有識者6名から成る「組織における内部不正防止ガイドライン検討委員会」を設置。同委員会がガイドラインを作成した。
「組織における内部不正防止ガイドライン」は、「これまで内部不正対策を考えてこなかった」「何をすればよいかわからなかった」という企業であっても、内部不正対策の整備を可能とすることを目指したとのこと。そのため防止策だけでなく、発生してしまった際の早期発見・拡大防止をも視野に入れた構成となっている。
内部不正防止の重要性や対策の体制、関連する法律などの概要を平易な文体で説明しているほか、組織における内部不正の在り方については、基本方針から、資産管理、技術的管理、証拠確保、コンプライアンス、職場環境、事後管理など10の観点のもと、合計30項目からなる具体的な対策が示されている。
ガイドラインは日本語・英語の2種類が用意されており、75ページ(日本語)のPDFファイルがIPAサイトよりダウンロード・閲覧可能。
《冨岡晶》
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