幼児は10年前と比べテレビ視聴減少
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同調査は、首都圏に住む0歳(4か月)~就学前の幼児1,500人を対象に生活行動や在宅状況、メディア利用行動について、調査対象幼児の保護者に調査票を記入してもらった。有効回答数は985人。調査日は2013年3月3日(日)と4日(月)の2日間。
幼児の睡眠時間について、寝ている幼児の割合が50%を切った時刻を「標準起床時刻」とすると、幼稚園児と保育園児はともに7時、未就園児は7時30分となっている。10年前(2003年)と比べると、幼稚園児では6時~8時、保育園児では6時~7時30分、未就園児では6時~9時の時間帯に寝ている割合が減少しており、全体的に早起き傾向が強まっている。
また、寝ている幼児の割合が50%以上となる時刻を「標準就寝時刻」とすると、幼稚園児と未就園児は21時に対し、保育園児は21時30分となっている。10年前と比べると、未就園児で20時~23時30分、幼稚園児で20時~22時、保育園児で21時台の時間帯に寝ている割合が増加している。特に未就園児の標準就寝時刻は21時45分から21時と45分早まっており、全体的に早寝の傾向がみられる。
テレビの平均視聴時間は、月曜が1時間39分、日曜が1時間49分であった。年齢別にみると、4歳以上の高年齢児で月曜より日曜のほうが長めとなっている。10年前は、月曜が2時間12分、日曜が2時間3分であったことから、テレビ視聴時間は大きく減少している。
母親の視聴時間量別に幼児のテレビ視聴時間をみると、母親の視聴時間が長いほど、子どもの視聴時間も長くなっている。
デジタル機器を幼時自身が使う割合について、携帯ゲーム機は、月齢が進むにつれ自分で使う幼児が増え、5歳~6歳児では4割前後が自分で使っている。テレビゲーム機も5歳から6歳にかけて自分で使う幼児が21%から36%と大幅に増える。一方、スマートフォンは早い段階から使う幼児が増え、1歳後半で1割、2歳前半以降は2割弱が使うようになる。
幼児は10年前と比べ早寝早起、テレビ視聴減少…NHK調査
《工藤 めぐみ》
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