2020年東京オリンピックでレスリングを採用 | RBB TODAY

2020年東京オリンピックでレスリングを採用

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東京開催決定を喜ぶレスリングの吉田選手(向かって左端) (C) Getty Images
東京開催決定を喜ぶレスリングの吉田選手(向かって左端) (C) Getty Images 全 4 枚
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 アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されているIOC=国際オリンピック委員会総会は8日(日本時間9日)に投票を行ない、2020年と2024年のオリンピックに追加する競技にレスリングを選定した。

 2020年東京オリンピックでは、既に実施が決定している27種の競技にレスリングが加わることになる。夏期オリンピックの全競技数はコア競技が25、追加競技が3と定められている。レスリングは2020年大会の追加競技の候補になっていた。

 追加競技の候補としては、去る5月に3競技が選ばれており、IOC総会では投票の前に、それぞれの競技を統括する国際レスリング連盟、世界野球ソフトボール連盟、世界スカッシュ連盟の3団体がブレゼンテーションをした。IOC総会では、1回の投票でレスリングが過半数を獲得した。

 IOCのジャック・ロゲ会長は「レスリング関係者は、ここ数カ月、情熱と活力を示した。競技を近代化し改善した。たとえば、運営団体に女性や選手の参加を増やす、ルールを改正して競技をより刺激的にそしてわかりやすくする、女子の種目を増やす、といった対策を行なった」と語る。

 オリンピックは大会の肥大、コスト増大、複雑化を防ぐため、2002年に競技数について28を上限と定めた。種目は約300、選手は約1万0500人を想定した。この数字は大会ごとに見直されている。

 コア競技数を25とし、最大3競技を追加するという方針は2007年に決定している。その2年後に、2016年と2020年大会について、ゴルフと7人制ラグビーの追加が決定した。またレスリングは、2020年大会についてはコア競技から外されていた。

投票結果
スリング:49
野球/ソフトボール:24
スカッシュ:22

《高木啓》

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