iPhone乗り換えで、ガラケーで購入したコンテンツはどうなる?
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たとえば、KDDIでは、アプリ「LISMO PLAYER」がiOSに対応。以前利用していたauケータイで「レコチョク」から購入した楽曲が無料で再ダウンロード可能だ。ちなみに旧iPhoneで「LISMO Store powered by レコチョク」「レコチョク」から購入した楽曲にももちろん対応している。ガラケーからスマホへの音楽コンテンツ引き継ぎを実現したのは業界初の試みだ。LISMO PLAYERはAppstoreのランキングで、9月8日にiPhone向け無料アプリの総合1位、7~10日にiPhone向け無料アプリ、ミュージックカテゴリーで1位になっている。
また今回よりiPhone取り扱いを開始したNTTドコモも、ポータルサイト「dメニュー」のほか、コンテンツショップ「dマーケット」、画像バックアップサービス「フォトコレクション」、呼出音変更「メロディコール」のiPhone対応をいち早く発表。10月1日からは、「dアプリ&レビュー」「dゲーム」「dショッピング」を対応させることも発表している。過去に購入したコンテンツの履歴も引き継がれると期待されるが、不明。
なおソフトバンクモバイルについては、定額コンテンツ配信サービス「UULA」や電子書籍サービス「ビューン」など、iPhone時代に入ってから展開しているサービスが多いためか、それほど過去資産の引き継ぎにはこだわっていないようだ。もちろん、従来スマートフォンからiPhoneへの移行であれば、これらのサービスで購入したコンテンツは引き継ぎ可能だ。
コンテンツだけでなく、愛用するアプリケーションや機能などが使えるかどうかも大きいが、「音楽、映像、書籍などのコンテンツをそのままiPhoneに引き継げる」というのは、大きい。いよいよiPhone移行する準備は整ったといえるが、それでもまだ移行に悩むユーザーに向けて、KDDIはスマートサポート(24時間電話対応、スマホお試しレンタル)、NTTドコモはあんしんパック、ソフトバンクモバイルはシニア支援の教室などのサポートを用意している。
さらに、たとえばKDDIでは、LISMO(アラカルト)だけでなく、聴き放題(うたパス・KKBOX)タイプサービスのiPhone対応も進めている。「うたパス」「ビデオパス」の専用アプリもすでに提供中だ。ガラケーでLISMOを使っている人がiPhoneに乗り換えた場合、個人のスタイルに応じたエンタメサービスが利用できる。アプリの機能もアップしているため、さらに充実した音楽サービスが使えることだろう。
《冨岡晶》
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