KDDI研とMDIS、電子透かし入り動画の高速生成技術を開発……違法アップロードを抑止
エンタープライズ
セキュリティ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
容量距離積「1エクサ」突破に成功、世界最大容量の光ファイバ伝送実験……KDDI研と古河電工
-
日米間にまたがる新たな仮想網の構築に成功……日米のテストベッドを相互接続

この技術では、電子透かし入りの動画コンテンツ10分をおよそ2秒(ビットレート7Mbps、サイズ約500MB)で生成できる。動画コンテンツ配信サービスで本技術を利用すると、配信された動画が違法アップロードされた際に、電子透かしによって行為者を簡単に特定できる。
1つのコンテンツに対し異なる電子透かしを埋め込み、エンコード処理した動画コンテンツをあらかじめ数種類用意しておき、配信時にユーザー情報に基づいてコンテンツファイルを抽出、再結合し配信する。さらに、一部の動画データだけでもユーザー情報を取り出せるように、フレームに埋め込む情報量や再結合前に抽出する動画データ量などにチューニングを施しているという。結果として数十秒から数分程度の動画があればユーザー特定可能なレベルに最適化できたとのこと。
今後は、動画コンテンツ配信事業者向けのサービスとして早期商用化を目指す。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/