【物欲乙女日記】新入り乙女、巨大エビカツバーガーを食べてみた!
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
早速編集部のSさん(女性)から「ロッテリアのエビツリーバーガーを食べてレポートを」との指令を受け、「そういう物欲はあんまりないんだけどなあ…」と新入りにあるまじき不遜な考えが一瞬よぎりました。…が、意に反して指先は「了解いたしました」と自動筆記。しっかり大人です。
だって、「エビツリーバーガー」って、ハンバーガーの具としてエビカツが5つ積み上げられた(意訳:常軌を逸しているとしか思えない)ファストフードですよ? 31歳乙女の食欲はそんなに脂ぎっていません。“無駄食い”というフレーズが脳裏をよぎります。
ロッテリア命名の「Super フライデー」なる決戦は金曜日。発売開始時間の午前11時ぴったり、500円を差し出してエビツリーバーガーをゲット。店内奥の席へ向かう途中で、すでにエビツリー2つを食べている父母子供(5歳くらい)の親子3人を目視。「ほぼ11時に来ている私よりも早くエビツリーをゲットして着席済みとは…モチベーションが高すぎる」という驚きが先行しましたが、楽しげにエビツリーを頬張る家族団らんの光景はなかなか温かいものがあり、エビツリーの効用を確認することができました。
そして、いよいよ現物と向き合う私。パン、キャベツ、エビカツ、エビカツ、エビカツ、エビカツ、エビカツ、パン、以上。…本当にエビカツが無骨に5つ積み重ねられただけの、全長約15センチ、茶色オンリーのご本尊は「とりあえずカロリー摂っとけ!」とでも言わんばかりのクレイジーなビジュアルです。しかしながら、そのクレイジーさを支えているのは、1.5~2センチほどのしっかりとした厚みのあるエビカツ1枚1枚の実力。そこは評価したいところですね(何様)。よくハンバーガーが激安価格で売られて話題になったりしますが、実際買ってみると挟まっている肉のあまりの薄さに納得することが多々ありました。が、このエビツリーにはそういったトラップは一切なし。真っ向勝負のクレイジーバーガーであることに異論はありません。
そうした姿勢を高く評価しつつ、「どうやって食べるんだ?」と疑問に思いながらも、とりあえずかぶりつく私。一気にかじることができたのは3段分でした。そして…ん、結構美味しい…? できたてアツアツにハフハフしながら、サクサクした衣とエビの弾力を感じることができる、“ちゃんと仕事してる”エビカツ。しかも、食べる前は「今日はきっとこれでキャパオーバーになるから夜ご飯は食べられないだろう」と見積もっていたにも関わらず、途中「これは…普通にランチとしての許容量だぞ」という確信が湧いてきました。自分の胃袋をデリケートに捉えすぎました。
結論。ロッテリアのエビツリーバーガーは見た目は狂気じみているものの、食べてみると質も量も意外なくらいに親切。言うなれば、“実は常識もあって結構いい人”なきゃりーぱみゅぱみゅ、みたいなものでしょうか。私個人としては、持ち帰ってエビカツをバラし、食卓の主菜としてご飯と一緒に食べたいな、というのが率直な感想でした。
《奥 麻里奈》
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